すぐやる人と、いつまで経ってもやろうとしない人。どちらが成功するかと言えば、間違いなく前者です。
すぐやる人は、とにかく行動が早いです。すぐに取り組むから、必然的に結果が出るのも早くなります。知識・スキル・経験の有無にかかわらず、成功しやすい人です。
一方、いつまで経ってもやろうとしない人が、100%失敗するということもありません。このタイプの中にも、最終的にうまくいく人はいます。
ただなかなか行動に移さないので、結果が出るまでに時間がかかりすぎます。「成功しない」と決まっているわけではないですが、「しにくいタイプ」であることは間違いありません。
すぐやる人とは、言い換えれば、自分から動く人です。「これやりたい!」「これをやります!」と口にしたり手を挙げたりして、ほかの人たちがまだあれこれ考えている間に、早速、動き出します。ややフライングのところがあります。
最初はたった1人。どうやればいいか、何から始めたらいいのか分からなくても、自分があちこち動き回って、情報収集をしたりアイデアを考えたりして、ほかの人がまだあれこれ考えている間に、道筋をつけてしまいます。
人の10歩も20歩も先に行く――。それが、自分から動く人です。
ほかの人たちが「これをやろうか!」と何かしら結論めいたものを合意形成し始めたときには、すぐやる人はもう何かしらの「目に見えるカタチ」をつくっています。
第三者から見ても、「お、何か変わったことをやっている人がいるぞ!」と注目されるまでになっています。
こうなると、外野から「これは面白い!」「これはいい!」と共感共鳴する人が現れるのは、時間の問題です。応援の輪が広がっていって、実現の可能性がグングン加速します。
賛同してくれた人と一緒にやっていけば、成功が近づいてきます。
この人がやったことと言えば、自分から積極的に動いたことだけ。ほかに特別なことは何もしていません。
自ら動いて、道筋をつくって、流れを呼び込む――。すぐやる人には、そんな力があります。
反対に、いつまで経ってもやろうとしない人は、考えてばかりで自ら動こうとしません。この差は、想像以上に大きいものです。