人生において何をするのか、反対に何をしないのかを決めるのは、常に自分自身です。決断は、決して人任せにしてはならないことです。
「これをやる」「これはやらない」……
どちらにするのであれ、最終的に決めるのは、自分自身。あなた以外に結論を出せる人はいません。
もし自分以外に決定できる人がいるとしたら、おかしなことです。もし今のあなたがそういう状況にあるとしたら、百害あって一利なし。
その状況から即刻、抜け出すべきです。なぜならあなたの人生をその人の決定に委ねてしまっているから……。
その決定に従って行動して、いい結果が出なかったとしても、決定した人が責任をとることはまずありません。「自己責任だ」と突き放すか、「努力不足だ」と非難することは目に見えています。
そんなことになったら、あなた自身、納得できないはずです。同時に「自分で決めればよかった」と後悔するに違いありません。
自分が決めた行動がうまくいっても、うまくいかなくても、どちらも納得できます。
うまくいけば、「もっと頑張ろう」とさらに奮起するし、うまくいかなくても「次こそは!」とリベンジを誓います。
どちらにせよ、自分で決めるから、積極的に行動するようになります。人が決めたことをやるだけでは、積極的にはなれないものです。
自分で決めるから、1歩前に踏み出せます。またどんな結果になっても、責任をとろうとします。
自分で決める――。たかがそれだけのことなのに、自分の中から想定以上の力が湧いてきます。
それは、主体的に人生を生きようとするからです。自分の人生の主人公になる出発点が、なんでも自分で決めること。
ただし、人に相談するのはアリです。その場合も「やる/やらない」については自分で決めることですから、聞くまでもないことです。
相談するのは「どのようにしたらいいか?」「どうすればもっとよくなるのか?」という方法論。そこに徹するのであれば、人に相談するのはなんら悪いことではありません。