「誰もが必ず持っているものはなんでしょうか?」
こんなふうに聞いたら、人によっていろいろな答えが出てきそうです。「時間」と言う人もいれば、「失敗」と答える人もいるかもしれません。
確かにいろいろな答えが返ってきそうですが、あえて1つを言うと、「得意」です。得意は、誰もが持っています。得意のない人など、いません。
こう言うと、「私にはないんです」と深刻な顔をして打ち明けてくる人もいそうですが、気づいていないだけです。
自分自身の行動をつぶさに観察していくと、必ず見つかります。どうしても見つからないとしたら、周りの人に「私の得意ってなんだろう?」と聞いてみることを勧めます。意外に周りの人は、しっかり見てくれています。
誰もが得意を持っているにもかかわらず、「ない」と答える人が多いのは、「活用できていない」から。自分が持っている得意を活かせていないから、「持っている」ことに気づかずにいます。
得意とは、自分自身の武器。活かせないとしたら、大変残念でなりません。得意を活かせるようになるには、次のどちらかのパターンを模索していくことです。
1つは、圧倒的に結果を出す。たとえば、将棋の藤井聡太さんのように、「もはや敵ナシ」のレベルにまで突き進むことができれば、思う存分活かしていると言えます。
得意を突き詰める。圧倒的な結果を出す。この2つは、「ニワトリと卵」のような関係です。いずれにしても、圧倒的な結果を出すことができれば、得意を自覚できるし、活かせるようにもなっています(こちらは限られた人向けであることは否定しません)。
もう1つは、組み合わせる。2つ以上の異なることを同時にやっていくと、得意を十分に活かすことができます。この格好のケースが、大谷翔平選手です。
大谷選手は、ピッチャーとバッターの両方をこなす唯一無二の存在です。得意を活かしているから、「二刀流」というスゴイことをやってのけています。
ピッチャーだけの成績、バッターだけの成績を見たら、大谷選手より活躍している人はほかにもいます。それでも大谷選手と同じレベルでピッチャーもバッターも同時にできる人はいません。
それは、2つの得意を同時に活かせる人がいない証拠でもあります。組み合わせることで、得意を自分なりの武器として活かせるようになります。
あなたは今日、得意を活かしていましたか。自分だけの武器にしていましたか?
(朝の独り言)
今日は、10年以上お付き合いがある元TSUTAYAの西園さんが、新刊 中村天風…とミッキーとの写真を並んで撮り 送ってくれました。わざわざ本を持っていき、写真も並んで撮影してFBで紹介、その応援してくれる気持ちがとても嬉しいです。本を多くの人に読んでもらうには、このような一人一人の応援の積み重ねでしかありません。皆さん、引き続き応援を宜しくお願い致します。