2022.3.30.

自分に合うようにカスタマイズする、、、

使えば使うほど、いい道具はカラダになじんでくる――。職人の世界で、よく言われることです。

どんなジャンルであれ、職人は道具を大事にします。道具を自分自身のパートナーのように扱っています。それは、道具なしに自分1人では「いいものができない」と知っているからでもあります。

なじみとは、結果を出すべく、自分自身にピッタリ合うように仕上げること。合うだけでは不十分で、結果を伴っている必要があります。

そう、結果を出さなくてはいけないから、最初の道具選びに慎重になります。どれでもいいということはなくて、自分自身の求めている条件を満たすものでなければ使うこともありません。

その求めているものが見つかったとしても、使い始めてすぐにピッタリ合うものでないのは道理です。最初は誰にでも合うように標準化されていますから、それを自分専用にカスタマイズしていく必要があります。

こう言うと、「あとは使い込んでいけばいいだけ」と思う人もいそうですが、早合点すぎます。その前にあるものが明確になっていなければなりません。それは、「こういうものをつくっていく」という自分自身の明確なビジョン。

ビジョンがあるから、いい道具を見つけてそれを使いこなしていくことで、ピッタリ合うようになります。ビジョンがなければ、いくら使い込んでも、「なじみ」にはなりません。これは、多くの人が見落としていることです。ここで言うビジョンとは、職人としてのあり方や方向性です。

信じる人がどれだけいるか分かりませんが、道具は、職人の明確なビジョンに応えようとします。不思議なことに、職人が口にしなくても、「こうものをつくっていく」「こうこうものはつくらない」という意向を感じ取って、道具が自ら合わせようとします。職人の手の動き、カラダの使い方から、ビジョンが道具に伝わっていきます。

こうして使い込んでいくから、いつしか職人のカラダになじみようになっています。もはや「人道一体」になっていると言ってもいいほです。

あなたは今日、結果を出すべく自分の道具を使い込んでいましたか。自分のビジョンを道具に伝えようとしていましたか?

(朝の独り言☆)
少しオシャレについて。
あの人の服装オシャレ〜・・・と思うことってあると思います。確かに センスが良いからと着なれている、自分の魅力をわかっているというのもあるかもしれません。
ただその前に 何か相手をみて感じるとき、その人はそのことが大好きで 意外なほど時間もかけていることが多いのではないかと思います。僕の場合ですと、洋服に合わせた身体づくり、食事管理、ファッション雑誌などもよく見ますし、時代感覚を捉えられるようなことなどしています。
意外に相手に見えている以上に、その人は深くそのことへの拘りの時間を費やしているように思います。
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<テーマ>人生100年時代のキャリアの作り方
<日時>4月3日(日)朝9時~
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<場所>zoomによるオンライン
<申込>下記ページより

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