2022.5.11.

自分の中に核を持つ、、、

「あれでいこうと思ったけど、やっぱりこっちにしよう」「この間の件だけど、やめにしよう」……

1度決まったことを前言撤回すると、周りからは「ブレている」と思われて、信用が低下します。リーダーがそういうことをすると、すでに動き始めた現場は、混乱します。準備していたことがムダになれば、徒労を感じます。

その一方で、「やっぱりこっちでいく」「絶対にこのほうがいい」と、君子豹変する人もいます。意外なことに、こちらは、前言撤回ほど現場をイラつかせたり、疲れさせたりしません。「ブレた」とも思われずにいます。その理由は2つあります。

1つは、変えるタイミングが速いこと。現場が準備するより早く方針が変わるので、ムダが生じません。

もう1つが、その変更に意図が感じられること。思いつきや気まぐれではないと分かるから、現場も方針変更に納得できます。

前言撤回にはなくて、君子豹変にはあるもの――。違いは、自分の中にある確固たる核。前言撤回する人にはなくても、君子豹変する人にはしっかりあります。

核とは、理念とかポリシー、あるいは何ものにもひるまない強固な意思。自分の中に核を持つ人は、間違いに気づいたらすぐに軌道修正して、あるべき方向に向かいます。現場もそれが分かっているから、うまく対応しようとします。

前言撤回する人がブレてしまうのは、まさに核がないから。核がないから、迷ったり堂々巡りしたりして、ブレにブレます。

前言撤回していい方向に向かうならまだしも、往々にしてよくない方向に行きがちです。その場合、現場は阿鼻叫喚の状態になります。

ブレとは、自分の中に核がないことから起こる右往左往。見苦しいことこのうえない醜態です。自分自身が苦しむだけならいいですが、人を巻き込むことがあるだけにタチが悪いです。

ブレをなくす唯一の方法は、自分の中に核を持つこと。さらに持ち続けること。これ以外にありません。

あなたは今日、ブレずに選択や行動できましたか。自分の中に核を持ち続けていましたか?

(朝の独り言☆)
最近、60代芸能人のとても悲しいニュースが続いています。私は、59歳ですが、確かに50歳からの10年60歳からの10年はかなり違うというのを思うことがあります。同じ10年でも×2くらいの年を取るようなイメージです。そうした中、これからの人生は本当に大切にしなくてはと 僕自身思うことがあります。年齢を重ねることでポジティブになれる部分とネガティブになる部分の両方を持つ時期なのかもしれません。自分のモチベーションを維持するための環境や、誰といるかなどとても大切です。たった一度の人生、悔いない生き方を日々したいと思います。