2017.3.10.

自分よりスゴイ人に師事する、、、

世の中はとても広いので、どんなに自分が研鑽を積んだとしても、「この人には敵わないな」と思わされる人がいるものです。地球上に70億もの人がいるのですから、ある意味ではそれは当然です。

自分よりスゴイ人がいる現実は、あまり認めたくないものです。認めた瞬間に、「できない人間だ」という烙印を自分が自分に押すことにもなります。そんな不思議な心境に駆られてしまいます。

 その悔しさをバネにして、トコトン頑張るという成長の仕方はあります。それは、相手をライバルに見立てて、自分自身を追い込んでいくことです。

成長余力は大きいですが、相手との勝ち負けにとらわれることにほかなりません。「相手に勝つこと」が目的化してしまうので、不毛さがつきまといます。

実は、「スゴイ!」と思った人に相対したとき、自分をもっと成長させる、いい方法があります。それは、相手に師事することです。

弟子入りとまでいかなくても、相手に積極的に教えを請うていきます。そのほうが、結果的に速く確実に成長できます。

「教えてください」とストレートに言っても、最初は警戒して取り合ってもらえないかもしれません。それでも相手の一挙手一投足を観察し、「なんでも盗んでやろう」という熱心な姿勢がうかがえれば、態度を軟化させます。

あなたの本気度を確認できれば、「こうやったほうがいい」「こういうやり方もある」とアドバイスしてくれるようになります。それを取り入れていけば、成長していきます。

相手にしても、自分を師事してくれる人を無下にするつもりはありません。様子を見ていたのは、本気かどうかを見極めたかったからです。

あなたの本気度が伝わったから、「知っていることは伝えていこう」という気持ちになりました。

教える一方では相手が「ソンをする」ということもありません。あなたが本気で学ぼうとする姿勢に刺激を受けて、相手もさらに努力するようになります。

あなたが成長していけば、相手もさらに頑張る――。こういうWIN-WINの関係になっていきます。

自分より「スゴイ」人がいるのは、自分を大きく成長させる機会を得ることです。その事実は、決して悔しいばかりではありません。

(朝の独り言☆)
今日も朝からフルスケジュール、分刻みの一日でした。週末は仙台で講演です。一般の方も聞けますから、仙台近郊の人は、聞きに来て下さると嬉しいです。