人間には、誰しも「承認欲求」があります。認めてもらいたいがために、自慢の1つや2つをしてしまうのは、決しておかしくはありません。
もっとも、人から聞かされたくない話の1つも、自慢です、本人は「スゴイですね!」と言ってもらいたいがために、自慢しています。
それが始まると、必然的に話は長くなります。もしかしたら、あなだもその1人かもしれません。
自慢とは、聞いているほうには直接関係のないことが多いので、苦痛そのものです。
ほとんどの人は、イヤイヤながら、あるいいは仕方なく聞いています。
実は、自慢には承認欲求以上にもっと根が深いものがあります。それは、「今」が充実していないことです。
自慢する人は、過去に「こんなことをやった」「こういうことをした」「こんなことがあったよ」という話をします。ウソをついてまで自慢することもありませんから、おそらくそれは事実です。
残念なことに、その自慢が、充実とはほど遠い今を如実に映し出します。自慢すると、過去のすごかったことを思い出し、その余韻にいつまでも浸ることができます。
それは、一種の「ノスタルジー」で、充実していない今からの現実逃避にほかなりません。聞いているほうが苦痛になるのは、そのノスタルジーに付き合わされるからです。
本来、自慢話をするより、今を充実させるためのやるべきことがたくさんあります。
それなのに自慢する人は、「すごかった」という話をするだけで、なんら行動を起こしません。「負け惜しみ」をしているようにしか映らないのも、悲しい事実です。
「これは、営業でトップになって社員表彰されたときのもの」
こんなふうに自慢するようになったら、間違いなく今が充実していません。
あなたがするべきなのは、そのときと同じくらい、いいえ、そのときよりもっとたくさん行動することです。それだけの行動をしていれば、自慢をするヒマもなくなります。
もし自慢するとしたら「これ、掘り出し物なのよ」と、バーゲンで戦利品をゲットしたという他愛ないものに限ります。
それなら「どこで買ったの?」というオトク情報の交換につながることもありますから、笑って済ませられます。
(朝の独り言⭐︎)
今日は、ブランディングセミナー最終日でした。皆さん、真剣に参加して下さり、充実した時間でした。明日は、コーチングです。身体を休めて、明日に備えます。