変化に迅速に対応する。どんな状況でも適切な行動をとる……。
そういう人を「柔軟性」のある人と言います。別の言葉で言えば、融通無碍。
柔軟性のある人は、確固としたポリシーがない人ではありません。また「節操がない人」とも異なります。
ポリシーも節操もある――。それが、柔軟な人です。
柔軟な人は、俊敏に行動します。さっきまであっちにいたと思ったら、もうこっちに来ている……。
その行動が、周りからは何も考えずにただチャカチャカ動いているだけのように見えてしまいます。それが、ポリシーも節操もないように感じられる大きな原因です。
とは言え、本当にポリシーも節操もないのであれば、俊敏に動くことはできません。動けるはずがないです。
何か問題が発生したときに、今何が起きているのか、何が原因なのか、これからどんな変化が起こるのかといったことを瞬時には考えられません。今この瞬間にどうするべきなのか判断ができずにいます。
そういう人は、自分の身に変化が起きたときは、ただ立ち尽くすだけです。柔軟性のカケラもありません。
本当の意味で、柔軟な人は、地に足が着いています。重心が低いから、俊敏に動くことができます。
柔軟な人は、「芯が強い人」です。自分の中に確固たるポリシーがあるし、節操もあります。だからこそ何があっても、迅速に行動していきます。変化が起きれば、それに適切に対応します。
芯が強いのは、頑固とか腰が重いということではありません。自分の中にしっかりした軸があるということです(ポリシーも節操もあるということです)。
軸があるから、今この瞬間にどうするべきなのか判断できます。その判断を即実行するべく俊敏に動いていきます。
芯の強い人ほど、柔軟になれます。柔軟であろうとすればするほど、芯が強くなっていきます。
芯が強いと柔軟は、矛盾しません。それは、コインの裏表のようなものです。
(朝の独り言☆)
昨日の栗城さんとの講演について、多くの参加者から感謝のメッセージを頂きました。本当にやって良かったです。また、講演後、プラチナメンバーから、ANYA HINDMARCHのオリジナルポーチをプレゼントされ感動しました。