2017.8.5.

落としどころを探る人は、高い理想を掲げる、、、

「このへんでいいんじゃないかな」「これなら文句は出ないだろう」「ここが折り合えるギリギリのところかな」……

交渉ごとは、両者が納得して初めて成立します。お互いに主張を繰り出して譲り合うことがなければ、決裂してしまいます。

それでは交渉すること自体の意味がありません。両者とも時間をムダにしただけで終わってしまいます。

両者が納得できるように、落としどころを必死に探る人がいます。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

落としどころを探るのは、悪いことではないです。それは、交渉を解決しようという意欲の表れです。

もっとも、足して2で割るような、ありきたりなものになりがちです。

納得はできたとしても、なんとなく「これでいいのかな?」という不満も残ってしまいます。お互いに満足できないで終わる危険性をはらみます。

両方とも満足できるようにするためには、高い理想を掲げていくことから始めていきます。それを照らし合わせて、一致できるところを探していきます。

一致点が見つかったら、それを共有してお互いが頑張って実現していくことを目指します。あとはお互いがやるべきことをいつまでにやるか決めて、具体的に動き出していきます。

おそらく交渉が終わったあとは、お互いに笑顔になっているはずです。それは、納得も満足もできる交渉だったことを意味します。

落としどころを探るのは、最初から「妥協ありき」です。あくまでも現実的な解決策なので、楽しいことや希望がありません。納得はできても、不満が残るゆえんです。

理想を掲げると、やるべき大変なことが生じますが、その代わり夢や希望も見えてきます。必然的に笑顔がこぼれるようになります。お互いになんとしても「実現するぞ」というモチベーションが高まります。納得も満足もできるゆえんです。

理想を掲げるようになったあなたは、もう落としどころを探る人ではありません。高いモチベーションを持って、理想の実現に向けてやるべきことをしっかりやる人になっています。

(朝の独り言☆)
「最高の引き寄せ」新刊の見本が出来ました。とても品の良いカバーです。まだ、発売まで少しありますが、早く読んで感想が聞きたいですね!かなりの自信作!引き寄せの決定版になったと思います。翻訳して、英語でも読んで欲しい一冊に仕上がっています。