
「今よりもできるようになりたい!」「高みを目指していきたい!」……
何かを始めてうまくいくようになると、必然的にそんな気持ちになります。自分の実力を「上げていこう」と思うのは、ある意味では本能なのかもしれません。
そうだとすれば、忠実に実行していくまで。どこまで上げていけるかは分かりませんが、限界まで挑んでいきたいものです。
もっとも、実力を上げるのは、カンタンなことではありません。初心者のころを除いては……。
やり始めのときはもともとの実力が低いこともあって、トントン拍子で上がっていきます。それゆえに「このペースでずっと上がっていく」と錯覚しがちです。
錯覚してしまうと、やがて実力が上がっていくペースが鈍化すると、「こんなはずではない」と悲観したりガッカリしたりするパターンに陥ります。それが続くと、「才能がない」「やってもムダ」と、早々にあきらめることになります。
ペースが鈍化するのは、このように挫折する人たちだけに限ったことではありません。それは、すべての人に言えることです。
スポンジが水を吸収するがごとく、覚えたことを身につけた初期のころを過ぎると、誰もが実力を上げていくペースは落ちていきます。
これは、必然です。そこから先は、コツコツ1歩ずつレベルを上げていくしかありません。
押しも押されもせぬ実力者は、最初からほかの人を圧倒するほどのレベルにあったのかと言うと、それは明らかに違います。最初はその他大勢の中の1人。
ある程度のレベルまでグーンと実力を上げていったところは、ほかの人と同じ。違いは、その後もコツコツとレベルアップをしていったこと。
それを続けていったから、ほかの誰もが真似できないくらいの高みにまで上っていったにすぎません。
ある程度までは、誰でもレベルアップできます。面白いように、ドンドン実力がついていきます。
本当に実力を磨いていくのは、そこがスタート。カンタンに実力がアップできないレベルに到達したところから、コツコツやっていく人だけが、見上げることができないくらいの高みに上ることができます。
実力をアップさせるのは、やはりカンタンではありません。