2022.7.23.

言葉には、深層心理が表れる、、、

 言葉は、正直です。使っている人の本当の気持ちを如実に表します。ときに隠していた気持ちさえも、不意に飛び出してしまうことがあります。

 うれしいときには、「やったー!」「最高!」といった喜びを表す言葉が自然に飛び出します。反対に、悲しいときは「つらい」とか「最悪」といった言葉が口をついて出てきます。

使っている人の深層心理が包み隠さず言語化されたものが、言葉です。ある意味では、言葉は自分自身の分身。自分自身の一部でさえあります。

使っている言葉を見たり聞いたりすれば、相手が「こんなことを考えて(思って)いるんだな」と分かってしまいます。それは、相手から見た自分自身も同じこと。それゆえに自分自身の口から洩れる言葉は、考えて(思って)いることがそのまま出ていると、とらえるべきです。

 不意に口にした不謹慎な言葉を聞いた相手が「そんな人だと思わなかった」と、あきれたり怒ったりすることがよくあります。おそらく今日も日本のどこかでそんな光景が繰り広げられているはずです。

 相手の反応にビックリして、「誤解だよ」と慌てて取り繕う人がいますが、ムダです。口から出た言葉は、紛れもなくその人の分身なのですから……。

相手は勝手に誤解したのではなく、隠れていた気持ちを察したからあきれたり怒ったりしただけのこと。隠していた気持ちが漏れたことに気づかないのは、本人だけ。残念を通り越して、哀れですらあります。

自分自身の気持ちを言葉でごまかすことは、誰にもできません。どんなに語彙が豊富な人でも不可能なこと。隠したつもりでも何げない瞬間にポロっと出てしまいます。

自分の分身だと思えば、口から出てくる言葉の1つ1つについて、「もっと気持ちを正確に反映した言い方をしよう」と思うようになります。その実態を知れば、言葉をより身近に感じるようになっていきます。

 カン違いしないでほしいのですが、これは言葉に神経質になることではありません。より自分自身の正直な気持ちを表した言葉の使い方をしようと意識することです。

そうすることで、誰とでも言葉を介したコミュニケーションがうまくできるようになります。また会話を通じた誤解も自然に減っていきます。

(朝の独り言)
今週末は、スケジュールがびっしりです。凄くありがたく嬉しいことです。忙しく過ごすからこそ、小さな隙間時間や休みにも感謝できます。一時セミリタイアすることを成功者の証として伝えていた人も、多くの方が仕事をしています。最高の人生とは、ミッションが明確な人生を過ごすことです。