記録や成績は、正直です。自分が頑張ってもいなかったことは、そのまま数字や結果としてハッキリと示してくれます。
「こんなによくないなんて、ガッカリ。ちょっとひどいな……」
そう思ったとしても、あとの祭り。それは、あなた自身の実力が公平に反映されたものです。
このところコンディションが優れなくて、思うように実力が発揮できなかったとしても、なんら言い訳にはなりません。
そのコンディション調整がうまくいかなかったことも含めて、「実力が不足している」と、記録や成績は伝えています。
あなたがすべきことは、「こんなものはたまたまだ」と開き直ることでも、「どうしてこれしかできないんだ」と自分を責めることでもありません。ただ自分ができることを精いっぱいやること。
記録や成績が悪かったとしても、それで「実力がない」と決まったわけではありません(もちろん、そのまま何もしなければ、実力がないままですが)。現時点で実力が不十分だとしたら、底上げしていけばいいだけです。
その方法は、無数にあります。その中で自分に合ったものを選んで、コツコツやっていけば、いずれ実力は上がっていきます。それは、そう遠い日のことではありません。
記録や成績は、あまりにも正直です。自分が頑張ってやってきたことは、そのまま数字や結果としてハッキリと示してくれます。
「こんなにいいなんて、うれしい。ちょっとビックリするな……」
そう思ったとしたら、ご同慶の至りです。それは、あなた自身の実力が公平に反映されたものです。
頑張ったことは、ウソをつきません。タイムラグはあるにしても、それはいつかしっかり花を咲かせてくれます。いい記録や成績を得たあなたは、そのことを実感しているのではないでしょうか。
いい記録や成績を得るために、頑張るのではありません。それらは、あくまでも結果論。
実力を上げるために、コツコツ頑張るのみです。
その公平な評価が、記録や成績。あなたが実力を上げるために頑張り続ければ、その評価はいつでも公平です。もし頑張らなかったら、当然、その評価も公平に下されます。