2019.10.3.

試練が来たことを歓迎する、、、

険しい山に登ること。それが、山登りの醍醐味の1つです。

日本一高い富士山よりも、標高が低いながらも険しい山を登るほうが楽しいし、やりがいがある……。そんなふうに語る人は、ベテランやかなりのマニアです。

傾斜が急で、足元がおぼつかないような危険なところを登るのですから、命知らずなところがあります。

登頂するためには、カラダを鍛えなければならないのはもちろんのこと、コンディション調整、ルートの確保や時々刻々と変わる天候の読みといったこともできていなければなりません。

たんに登れればいいわけではなく、入念な準備や研究を必要とします。そうした日ごろの取り組みがあるからこそ、険しい山を登ることが可能になります。

これは、仕事でも同じです。あまりにも巨大すぎてどこから手をつけていいか分からないプロジェクトとか、誰もまだやったことがない新規事業を実際にやろうとすると、「険しい」と感じることがあります。

険しいからと言って、成し遂げるのが「不可能」ということはありません。攻略法は、必ずあります。どんなに険しい山でも登頂できるように……。

一般的に、険しさとは、困難が多いこと、ハードルが高いことだと見られています。それは間違いないですが、別の側面もあります。それは、取り組むことで自分自身を鍛え、かつ成長させてくれること。一種の「試練」です。

険しいからと言って、逃げたりやめたりしていては、いつまで経っても成長できません。それが仕事であればなおさらで、逃げたりやめたりしていては、食いっぱぐれてしまいます。

目の前に険しい仕事が立ち塞がっているとしたら、「自分自身を鍛え成長させてくれる試練が来た!」と歓迎したいものです。そのほうがイヤイヤながら取り組むより、ずっと捗ります。

その険しい仕事を軟着陸させるには、入念な準備と研究、自分自身のコンディション調整が欠かせません。あとは実行あるのみ。

取り組むことで自分自身を鍛え、かつ成長させながら、きちんと結果を出すことができれば、楽しいしやりがいがあります。それは、仕事の1つの醍醐味です。

あなたは今日、険しいことに取り組みましたか。試練を乗り切ろうとしましたか?