2020.6.10.

追い込まれて退路を断たない、、、

 何かを始めて計画どおりにものごとを進めているときに、途中から当初考えていたのとは違う方向に進んでしまうことがあります。それは、計画が「迷子」になってしまったということ。
この場合、とるべき対策は2つあります。どちらを選択するのかは、その人次第。
1つ目は、引き上げる。現状はもともと計画していたのとは異なっているのですから、そのまま進めてしまえば、さらに大きくズレて、全然違う方向に行ってしまう可能性が大です。
いったん引き上げて、計画を白紙にするか、再度リベンジするかを決めます。これを採用する人は、少なくありません。
もう1つは、そのまま進む。進みながら軌道修正をして、計画どおりになるように持っていこうとします。
「ここまで来たのに、もったいない」……
そう思っているので、「引き下がりたくない」のが本音です。その場合、うまくいくこともあり得ます。
反対に、とんでもない方向に進んでしまうことも考えられます。さらに泥沼にハマって、「進むも地獄、退くも地獄」に陥っていきます。
事態が悪化する可能性をはらんでいますが、これを採用する人も、意外に多くいます。
いずれにせよ、計画どおりにいっていないときは、そのまま進むのか、それとも引き返すのかをすぐに決断する必要があります。「どちらにしようか」と、じっくり考えている時間の余裕はありません。
1つ言えるのは、立ち止まって考えようとすると、思ってもみなかった選択をせざるを得なくなること。
どうしようかと考えているうちに、事態はドンドン悪化していきます。
考えているうちに状況はドンドン変わっていき、引き返すことが難しくなりかねません。
いつの間にか、引き返せない状況に追い込まれて、もはや「進む」という選択肢しかなくなっています。
計画とは違うのにそのまま進んでしまう人は、そうせざるを得なくなった人です。このように仕方なく進んでしまう人は、追い込まれて退路を断ってしまっています。