もし今のあなたが、何か取り組んでいても思うようにうまくいかなかったり、結果が出ずに投げやりになっていたりするとしたら、私は迷うことなく、こう言うようにします。それは、「頑張るのは、今しかありませんよ」です。
今のあなたは、もがき苦しんでいる、あるいはヘトヘトに疲れ果てているのかもしれません。あなたにすれば、私の言葉は追い打ちをかけているように聞こえそうです。
客観的には、今のあなたは正念場に立たされているように見えます。そう、まさに「頑張りどころ」にいます。それゆえに「頑張れ」と言っているのではありません。
つらく苦しい状況にあるあなたが、頑張るのも頑張らないのも、自由です。「頑張らない」という選択をしたとしても、責める人はいないはずです。
確実に言えるのは、「今、頑張らないと、決して展望が開けることはない」ことです。反対に、頑張ったからと言って、確実に状況が好転する保証もありません。
もう1つ確実なのは、「頑張ることでしか、つらく苦しい状況を打開することはできない」こと。展望が開けるかどうかは、今のあなたの頑張り次第です。
頑張ると言っても、不眠不休で活動するとか、命がけでやるとかいうことではありません。
今のあなたには、そこまでする気力体力は残っていないようですから、ほんの少し頑張るだけでいいのです。「あと15分だけやってみよう」「もう1回だけやって、今日は終わろう」という、ちょっとした頑張りをしていきます。
それをしたからと言って、明日にでも状況がガラリと変わることはまずありません。もしそうなら、すでにうまくいっているし、結果も出ています。
ほんのちょっとの頑張りを加えても、なかなか状況は変わりませんが、「やれるだけのことはやった」という納得感は得られます。それがあれば、「どうなるか分からないけど、明日もまた頑張ろうかな」という前向きな気持ちが生まれます。
それは、ほんの少し頑張ったから、芽生えるものです。そのほんの少しの頑張りを続けていくと、あるとき一気に状況が好転します。
あなたが頑張るのは、今しかありません。今、頑張るから、そう遠くない時期にうまくいかない事態を打開できるし、「あのとき頑張ってよかった!」と思うようになります。
もし今、頑張らなければ、「あのとき頑張っておけばよかった!」と、ずっと悔やむことになるのは間違いありません。
(朝の独り言⭐︎)
今日は、患者様が東京目黒から車で来院されました。他にも5時間、3時間半かけて来院して下さるなど、とても嬉しいです。