2017.6.12.

顧客にドンドン試してもらう、、、

商品やサービスを初めての人に購入してもらうとき、価格を半額にして提供することがあります。いわゆる「お試し価格」です。

「本当におススメです」「役に立ちますよ」「便利ですよ
いくら口でいろいろなことを言っても、購入してもらえなければ、売り上げにはつながりません。お試しは、商品・サービスを購入する機会を拡大するものです。

実際に試してもらえれば、顧客もそのよさを実感できます。気に入ってもらえれば、リピートにつながっていきますから、最初に半額で提供してもモトは取れます。これはマーケティングの1手法ですが、今では広く行われています

お試し価格で提供するのは、顧客のリスクを減らすためです。定価で購入して満足できなかったとしたら、「失敗した」「ソンした」「買わなければよかった」と思われて、もう2度と買ってもらえません。

ひどい場合には、そのお店・会社の提供するほかの商品・サービスまで目の敵にされてしまいます。

ところが、「お試し価格」で購入して満足できなかったとしても、「これはハズレ」「イマイチだ」と思われるだけで、受けるショックはそれほどでもありません。顧客の中では、ほんのかすり傷程度の失敗として処理されます。

顧客にとってはリスク軽減。提供する側としては購入機会の拡大――。両者にとってメリットがあるのが、お試しです。

もっとも、誰もがそのお試しを提供できるわけではありません。それができるのは、商品・サービスのクオリティーに絶対的な自信を持っている人です。

「使ってもらえれば、そのよさを理解してくれて、必ずリピートしてくれる……」
そういう自信のある人が、お試し価格で提供していくと、顧客は反応します。「試してみようかな」という気になります。

顧客のほうも「安かろう、悪かろう」の商品・サービスは利用したくないものです。

それよりは提供する側が自信を持って提供してくれるものを好みます。自信のある商品・サービスを前にすると、「失敗してもいいや」と、積極的にリスクをとりたくなります。

「お試し」とは、実は顧客に購入機会を幅広く提供するだけにとどまりません。自分たちの商品・サービスのクオリティーをアピールする方法でもあります。それを上手に利用する人は、顧客に「買ってよかった」と感謝されるようになります。

(朝の独り言☆)
今日は、学校検診とラジオ収録でした。ライフコンパスラジオが来月からスタートです。今週は、セミナーですので、構成を考えました。

http://www.internationalpublishers-syndicate.com/inoue/habit/