「何かが足りないんだよな」「プラスアルファが欲しいね」「これはこれで悪くはないんだけどねぇ」……
新商品の企画を上司に提案したところ、いいところまではいったものの賛成してもらえなかった。こういうことはよくあるし、あなた自身も経験したかもしれません。
賛成してもらえなかったのは、内容はいいのに、決め手に欠けるからです。実は、企画が通らないもののほとんどはこれです。
「内容はいい」を子細に見ていくと、「8割は満足できるけど、残り2割は面白味に欠ける」に分析できます。残り2割が決め手に欠けるから、採用されずにいます。
こういうとき、多くの人は全面的に内容を変えて、まったく別のものにしてしまいます。よかった8割の面影がすっかりなくなったものを見た上司は、「あれはあれでよかったのに、もったいない」と残念がります。かえってゴールから遠ざかってしまう皮肉な結果に終わります。
内容とは、そのものが持つ価値です。それが「いい」と評価されているのであれば、方向性は合っているということです。ただ、その価値をうまくアピールできていないから、賛成を得られないだけです。
決め手に欠けるのは、その内容をうまくアピールできていないことでもあります。
企画を通したいあなたがやるべきことは、ゼロから新しいものをつくることではありません。内容=価値が持つ魅力を前面に押し出すことです。
どうすればいいかと言うと、たとえば、内容をアピールする、洗練されたデザインにする。成分表示を分かりやすく目立つようにする。商品名を1度聞いたら忘れなくなるような覚えやすいものにする……。
内容がいいなら、なおさらその魅力を前面に押し出すべきです。「内容はいい」で通用する時代は、とっくに終わっています。だからと言って、それは、内容よりも見た目を重視することではありません。
今は内容も見た目も両方よくする時代に入っています。内容がいいからこそ、その魅力をうまくアピールできなければなりません。
あなたは、今日手がけたことの魅力を前面に押し出しましたか。魅力をアピールできましたか?
(朝の独り言☆)
今日は、税理士訪問日でした。三月決算ですが、今年度も順調な業績に嬉しく思います。今週末もスケジュールがびっしりです。体調万全に、頑張りたく思います。