ほとんどの人にとって1日の始まりは起床したときで、終わりは就寝するとき。
1日は24時間ありますが、厳密に言えば、ほとんどの人にとってその稼働時間は16時間から18時間くらいしかないということ。その稼働時間をどう使うかは、人それぞれです。
この十数時間を有効に活用していくためにやるべきことは、たくさんあります。たとえば、スケジュール化する。習慣化する。スキマ時間にやることを決めておく……。
リストアップしたら、膨大になりそうです。
その中でもあまり人がやっていそうもないことを挙げるとすると、ウォーミングアップ。これをすると、その日1日がうまく回るようになります。
ウォーミングアップは、運動するにあたっての事前準備。それなしにいきなり運動をして全力を出そうとすると、ケガをしてしまいます。
ウォーミングアップして、カラダをハードな練習や運動に耐えられる状態につくっていかなければ、結果を出すことはほぼ不可能。運動するならば、誰もがやらなければならないことです。
これは仕事でも勉強でも同じこと。何をするにおいても、1日の始まりにウォーミングアップしたほうが、成果が出やすくなります。またその効果も段違いです。
やることと言えば、次の3つ。特に難しいところは何もありません。
1つ目が、ダンドリを決める。何をどういう順番でやるのか決まっていないと、場当たり的になりがちです。ダンドリが、ウォーミングアップのいの一番になります。
2つ目が、シミュレーションをする。事前にダンドリで決めたやるべきことをどのようにやっていくのかを、アタマの中でイメージしていきます。完成の状態までイメージできれば、取りかかってもスムーズに進めるはずです。
3つ目が、コンディションを整える。アタマ・ココロ・カラダのすべてにおいて、心配や懸念すべき材料が1つもないように、健全な状態に持っていきます。瞑想や深呼吸、ストレッチなどをすることで、コンディションを整えていきます。
仕事や勉強の前に、こうしたウォーミングアップをしている人はまれです。している人は間違いなく、その日1日にしっかり成果を出しています。それに続くのは、あなたをおいてほかにいません。