1日24時間の使い方は、誰にとっても自由です。どんなことにどれくらいの時間を費やすのかは、自分自身が決めるべきことです。
何にどれくらいの時間を使うかは、人それぞれ。まったく同じ仕事をするにしても、時間をかけてじっくり取り組む人もいれば、なるべく少ない時間でサクッとかたづけようとする人もいます。
両者のクオリティーが遜色ないことを前提にすれば、どちらの時間の使い方がいいか悪いかを論じても意味がありません。本人が納得していれば、それがその人にとってのいい時間の使い方です。
とは言え、時間の使い方に関して言えば、もっと効果を上げる方法があります。それは、「メリハリをつける」こと。これは、じっくり型とサクッと型の双方に共通して言えます。
メリハリをつけるとは、強弱をつけること。別の言葉に置き換えて言えば、まったく異なることを続けてやること。
具体的に言うと、こうなります。カンタンにできることのあとに、少し難しいことをやる(その逆も可)。あるいは、好きなことのあとに、やや敬遠してしまうことをやる(逆も可)。
こうすると、ポジティブなことをして、パフォーマンスが上がった状態でネガティブなことをするので、抵抗感は薄れるし、すんなり入っていきやすくなります。
少なくともネガティブなことに単独で取り組むよりも、クオリティーは上がります。
ネガティブなことに先に取りかかる場合は、次にポジティブなことが控えているので、「どうしたらこれを終わらせられるだろうか」と、一生懸命考えるようになります。
試行錯誤や創意工夫をすることで、処理能力が上がります。自分自身の隠れていたポテンシャルを表面化させることもあるかもしれません。
メリハリをつけると、時間の使い方も多様化します。パフォーマンス、クオリティーがアップするだけでなく、ポテンシャルが開花することもあり得ます。
どんなふうにメリハリをつけるのかも、それぞれの自由。効果が最大化するメリハリをつけたいものです。