2020.5.21.

1歩1歩踏みしめる、、、

 成長するとは、1歩1歩前進すること。そう言い切っても、決して間違いではありません。
成長に「大きい/小さい」はありません。同時に「速い/遅い」もナシ。
「うまい/下手」も無関係。見た目の「カッコイイ/カッコ悪い」については、どうでもいいことです。
 もし問うべきことがあるとすれば、ただ1つだけ。それは、しっかり1歩を踏みしめること。
 それ以外の要素は、あまり問題にすべきではありません。1歩1歩踏みしめるから、確実に成長していけます。
 この「1歩踏みしめる」は、カンタンそうに見えて、「言うは易し、行うは難し」です。誰もが当たり前にやっているようで、実は疎かにしている人はかなりいます。あなたがその1人ではないことを願っています。
 前に1歩進むと、「成長した」と実感できます。それは、立派なバロメーター。だからこそ「落とし穴になりやすい」と言えます。
 やるからには早く成長したい。やる以上は時間をかけるより手短にしたい……。
これらは、多くの人が持つ偽らざる気持ちです。「ゆっくりやれば大きく成長する」ものでもないので、どうしてもそういう気持ちになってしまいます。
 前に速く進むためには、いちいち足を踏みしめてはいられません。サッとつま先を下ろしたら、次に向かうというように前のめりになりながら、速く進もうとします。そのほうがドンドン前に進むことができます。
 とは言え、そうした進み方をしていると、転倒しやすくなります。速く進もうと思うほど、前のめりになって、やがて転倒しかねません。
大地の感触を確かめるように1歩1歩踏みしめながら進んでいかないと、転倒リスクはかなり高くなります。
 転んでもすぐ起き上がれればまだいいですが、ケガをしてしまったら、それもムリです。休養を余儀なくされたら、先にはまったく進めません。これを「自業自得」と言ったら、その人にはとても酷なことです。
 1歩1歩踏みしめながら進むと、確かに時間がかかります。それでも成長するうえで、最も確実な方法であることは疑いようがありません。