「そうだ。こうやればいいんだ!」
何げない瞬間に商品開発や問題解決、あるいは行動改善のアイデアを思いつくことは、よくあること。そのアイデアに本当に実現性があるかないかは、思いついた瞬間には分からないことです。本人もその場では判断がつきかねます。
すぐに「できる/できない」を判定できないからと言って、そのアイデアをそのまま放っておくのは、避けるべきです。せっかく思いついたのに何もしないでいたら、間違いなく「お蔵入り」します。ひらめいたにもかかわらず、何もしないでいるとしたら、アイデアが気の毒すぎます。
実現性はともかく、アイデアを思いついたら、やるべきことが1つあります。それは、「カタチにする」こと。思いついたら、できれば5分以内にひととおりのカタチにします。それが、実現させるためのスタートラインです。
具体的にどうするのかと言うと、5W1Hを明確化します。「誰が」「いつ」「どこで」「なぜ」「何を」「どのように」するのかをハッキリ具体化させます。
ここでは固有名詞がバンバン出てきます。最低限これだけ明確化できれば、一応のカタチにはなります。
ここまでやれば一両日中にさらに詳細を明確すれば、大丈夫。しっかりブラッシュアップすれば、商品開発や問題解決、行動改善の立派なアイデアになっています。実現性もかなり高まっているはずです。
実現性があるかないかは、思いついたアイデアそのもので判断できるものではありません。それは、あくまでも素材。収穫した肉や魚、野菜と同じ。
思いついたアイデアを5分以内にカタチにするのは、下ごしらえそのもの。これをきちんとしておけば、調理の段階で素材のよさを引き立てて、おいしくすることができます。
逆に、5分以内にカタチにしておかないと、下ごしらえされていないので、素材のよさを活かした料理ができません。これでは実現できるものも幻となってしまいます。
アイデアを思いついたら、中身がなんであれ、すぐにカタチにすること。そこまでの工程が実現性のかなりの部分を担保することを知っているのは、それほど多くありません。実現性を判断できるのは、カタチにしたあとです。
(朝の独り言☆)
最近、ウクライナ戦争までも フェイクニュースが増え、何をみて信じたら良いか分からないということが言われています。以前は テレビやラジオでの情報しかありませんから 何が正しいか選択できず、それを信頼するしかありませんでした。最近は、情報を得るたくさんの方法がありますので、余計に何をということがあるのかもしれません。私のプラチナメンバーが海外赴任した際に、「日本と全くニュースの情報が逆なんですよね。冷静に情報を分析、判断しないと」と話していました。常識は非常識という本もありますが、あまり社会的概念に囚われすぎるのも考える時期かもしれませんね。