顧客であれ上司・部下・同僚であれ、自分以外の誰かと一緒にするのが、仕事です。その人たちの応援や協力なしには、何1つ成し遂げることはできません。それは、士業や自営業でも同じです。
当たり前ですが、一緒に取り組む相手をコントロールすることはできません。その相手があなたの仕事を妨げることは、往々にして起こります。
別にあなたの邪魔をするつもりはなくても、「あれ、どうっている?」「これはどういうこと?」といった問い合わせは日常茶飯事です。
電話やメールが頻繁に来ると、対応に追われて、高まっていた集中力がプツリと切れてしまうことがあります。
同僚や部下ならともかく、上司やクライアントからの問い合わせであれば、ムゲにすることはできません。しかも相手は即レスを求めています。
自分の仕事の成果を犠牲にして、上司やクライアントにきちんと対応する。あるいは集中力を優先して、上司やクライアントをあと回しにする……。この場合、どちらを選んでもいいです。どちらも正解ではありませんから……。
「どちらを選んでもいいなんて、どういうことですか。不正解を選べということ?」
あなたは、混乱するかもしれません。正解は、別にあります。それは、「自分の仕事の成果を優先しながら、上司やクライアントにもきちんと対応する」です。
そんな一石二鳥のような都合のいい方法があるのかと言えば、答えは「YES」です。
上司やクライアントも急いで確認したいと思っていますが、あなたにも取り組んでいる仕事があります。両方を同時に満たそうと思えば、答えは「5分後に対応する」に収斂していきます。
「これはどうなっているの?」という問い合わせがあったとき、「5分後に折り返し連絡します」と返答します。そう答えれば、相手は5分後には疑問が解消されると思います。この期待は、決して裏切ってはなりません。
5分のうち、最初の3分で自分がやりかけている仕事を区切りのいいところまで持っていきます。残りの2分で相手の問い合わせを確認すれば、「これはこういうことです」と、きちんと返答できます。他愛のないものなら、もっと早く連絡できます。
5分という限られた時間内で自分の仕事の成果の最大化と相手への対応を両立できるようにします。別にこれはそんなに難しいことではありません。
(朝の独り言⭐)
今日の北海道は、とても暖かかったです。一日診療日でした。今晩は、来月に行われる副院長講演の件で、業者さんが来ます。しっかり打ち合わせしたく思います。