商談や打ち合わせ、あるいは会議やプレゼン。自分が扱っている商品や取り組んでいることを目の前の人にうまく説明できなければ、相手に理解してもらえません。
「これはいいね!」と商品を購入したり、企画を承認したりすることは、極めて難しくなります。
説明のうまい・下手は、自分自身の仕事の評価に直結します。うまい説明ができなければ、仕事においてはかなり不利になると言わざるを得ません。
うまい説明と言っても、「調子のいいこと言う」のは論外です。また「立て板に水のごとく話す」とも違います。
拍子抜けしそうですが、説明のうまい人は、たった2つのことしか実践していません。それは、「論理的に話す」と「情緒的に話す」です。
この2つを満たせば、誰もが相手にきちんと理解してもらえる説明ができます。
論理的に話すとは、プロセスを端折らずに1つ1つ順番に述べていくことです。分かりやすく言えば、3段論法です。
3段論法とは、「A=B。B=C。ゆえにA=Cでる」と、1つ1つ丁寧に説明していくことです。
そもそも自分も相手もものごとを理解するためには、きちんとプロセスを経なければなりません。
それなのに他人に説明しようとすると、自分が分かっているからか、つい「A=B。ゆえにA=Cである」と、途中のプロセスをすっ飛ばしてしまいます。
論理とは、1つ1つコツコツ積み上げていくものです。間を省略してしまうと、たとえ正しい結論を述べたとしても、相手に理解してもらえません。これは、説明するときに多くの人が陥る落とし穴です。
情緒的に話すとは、「こうなるといいですよね」「こんなことができますよ」と、相手の感情に訴えることです。あなたの扱っている商品や取り組んでいることが、相手に「プラスになる」と思ってもらえるように話していきます。
そう思ってもらえると、相手があなたのやっていること、やろうとしていることを理解し、あと押ししてくれます。
自分が「いい」と思っていることを声高に主張するのは、感情の押しつけになります。それでは独りよがりです。あまりにくどいと、相手が引いてしまったり拒絶反応を示したりすることもあるので、かえって逆効果です。
多くの人は、論理的に話すか情緒的に話すかのどちらかしかしていません。まれにどちらもしている人もいますが、中途半端に終わっています。
論理的に話しながらも、情緒的にも話す。この2つをきっちり行えば、相手はしっかり理解してくれます。「あの人は説明がうまい」と評価されるようになります。
論理と感情――。両方に訴えることができるのが、説明のうまい人です。
(朝の独り言☆)
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