
ものごとがうまくいくかどうか、あるいは最後までやりきれるかどうかは、結局のところ、ある1つの要因で決まります。それは、「思い」です。
成し遂げたい何かがあって、環境や能力に恵まれていても、それだけでうまくいったり、最後まで続けられたりするとは限りません。
反対に、環境や能力に恵まれていなくても、うまくいったり、最後まで続けられたりすることは十分にあり得ます。
両者の違いは、思いの「ある・なし」です。思いがなければ、どんなに恵まれていても、ものごとを成就させることはできません。思いがあれば、まったく恵まれていなくても、ものごとを成就させることができます。
もっとも、思いならなんでもいいわけではありません。思いには、純粋なものと不純なものがあります。一見したところ、両者には違いがないように感じられるのが、とてもやっかいです。
「ビジネスで成功したい」……
こういう思いは、誰もが持つものです。純粋か不純かは、なかなか判別できません。それを見分ける方法は、その人の行動を見守ることです。
「ビジネスで成功したい」と言っても、自分だけがいい思いをする、他人に損害を与えても平気でいる、ライバルを蹴落とすような行動をしていたら、純粋とは言えません。
逆に、自分よりも相手の利益を優先する、相手のためにトコトン尽くす、周りの人と一緒に成功への階段を駆け上っていくような行動をしているとしたら、純粋だと言えます。
自分を優先して、他人をまったく顧みないのであれば、どんな崇高なことを掲げていても、その思いは不純です。
自分のことをあと回しにして、他人を優先しているのであれば、ありきたりなことを掲げていても、その思いは純粋です。
純粋と不純の違い――。それは、誰を優先するのかといったところにあります。
思い自体は目には見えませんが、行動に移した途端、それが透けて見えてしまいます。
不純な思いを持っている人は、いつでも自分を優先して他人をないがしろにするような行動をしていきます。
純粋な思いを持っている人は、いつも自分のことよりも他人を優先する行動をとるようになります。
どちらの思いに共感するかと言えば、間違いなく後者です。純粋な思いは、人を引きつけます。いつでもどこでもどんなときでも、純粋な思いに勝るものはありません。
(朝の独り言☆)
一日があっと言う間に終わります。最近は、リーダーの名言と解説オーディオプログラムで勉強しています。やはり、常にコツコツ努力です。