仕事とは、基本的に「一期一会」です。1回の仕事はまさに「このとき限り」と思って、あとのことは考えずに全身全霊を打ち込んで取り組むべきものです。
それは、日々のルーティンワークでも同じです。伝票整理やデータ入力、検品、在庫管理などの代わり映えのしない仕事であっても、その1つ1つはまったく異なるものです。
本来、1つとして同じ仕事はありません。
ルーティンワークも一期一会。そう思って、毎日真剣に取り組んでいる人は、必ず成長します。遅かれ早かれ、もっと自分の可能性を伸ばしてくれる仕事に登用されます。
反対に、毎日同じことばかりやらされてウンザリ……。そう思って、毎日イヤイヤながら取り組んでいる人は、成長することがありません。いずれ自分で自分のクビを絞める結果に直面します.どんな仕事も一期一会。
そんなふうに1つ1つの仕事に向き合っていけば、自分自身のココロのあり方が変わってきます。
1つ1つの仕事に対して、より真剣かつより集中して取り組むようになります。
自分が取り組んでいる仕事で日々、「昨日よりも成果を出そう」と思うようになります。
仕事を命じる上司や依頼してくるクライアントに精いっぱい応えようとします。
その具体的な行動として、受けた仕事はすべて5割増で応えようとしていきます。
それは、相手の要求をはるかに上回る成果を出すことです。「この仕事はこれ1回限り」と思って取り組めば、自然にかつ必然的に熱が入ります。
仕事を頼んだ時点で、相手は「これくらいはやってくれるだろう」という期待値を持っています。
それを上回るのはプロとして当然のことですが、1割増、2割増ではインパクトがありません。
上司やクライアントを喜ばせようという気持ちがあるなら、もっと上を行きます。それが、5割増です。
そのために自分が持っている知識・スキル・経験をすべて投入していきます。実際に完成した仕事を見て、「こんなにすごいものができたのか!」と、相手は驚きます。
同時に「次もこの人に仕事を頼もう」と思うようになります。
1回限りだと思って取り組むから、目の前の仕事に全力投球できます。
その結果、相手の期待以上の5割増の成果を出すことが可能になります。
仕事とは、一期一会。そう思って仕事に取り組む人は、常に成長していきます。
(朝の独り言☆)
今晩、バイオインテグレーション学会投稿原稿の校正です。特別講演の内容をまとめました。一人でも多くの学会員に読んで頂けましたら嬉しいです。