目標とする地点が視界に入ってくると、「1秒でも早くたどり着きたい……」という気持ちになることがあります。
実際にはまだかなりの距離があるとしても、目視でもその地点をとらえられるようになると、否が応でも気持ちが流行ってきます。
「早く着きたい」という気持ちになるのは、悪いことではありません。それは、一生懸命頑張ってきたことの裏返しです。
その地点にたどり着くために、これまで多大な努力と行動を繰り返してきた……。そういう人であれば、1秒でも早くたどり着きたいはずです。
ある意味では、頑張ってきた人ほど早くたどり着きたいと思うものです。「これだけ頑張ってきた」のだから、これまで払ってきた努力と行動の対価を「早く得たい」と思ってしまいます。
頑張った人には、正当な対価が払われるべきです。だからと言って、1秒でも早く支払われるべきというものでもありません。
タイムレースなら別ですが、確実に到着できればいいのです。このまま頑張れば、いずれ到着します。何もそんなに急ぐこともありません。
「早くたどり着きたい」という気持ちには、実は2つの本音が隠されています。本人も、そのことに無意識ながらも気づいています。
1つは、苦しみ。ここまで頑張ってやってきたから、体力の限界が近づいて、かなり苦しくなってきています。なんとか体力があるうちにたどり着きたいから、気持ちが逸っています。
もう1つは、焦り。ここまで頑張ってきたことをムダにしたくないという気持ちが強まっています。
もし体力の限界のほうが先に来てしまったら、無念にもたどり着けなくなります。それでは頑張ってきたことの対価を得られなくなるので、気持ちだけがますます逸っています。
たどり着けるかどうかは別として、目標とする地点はもうすぐです。
「あそこだ!」と見えてきたから、早く着きたくなりますが、そういうときこそ1歩1歩確実に進みたいものです。
大地を踏みしめるように、1歩1歩進んでいく――。そうすれば、必ず目標とする地点にたどり着けます。
(朝の独り言⭐︎)
今年は、雪が多い感じがします。やはり、寒いより暖かいのが良いです。皆さんは、忘年会シーズンでしょうか!意外に私の忘年会は、一回だけです^_^