何かを始めようとするときは、それが仕事であれ勉強であれスポーツであれ、やる気満々です。
まだ始めてもいないし、何1つできるようになっていないにもかかわらず、「こうなったらいいな」「こんなことをしていきたい」という淡い期待が胸いっぱいにふくらんでいます。
もっとも、淡い期待だけでは十分ではありません。それだけだと、苦い現実に直面したときに、カンタンに打ちのめされてしまいます。
何をするのであれ、すぐにうまくなるわけでも、できるようになるわけでもありません。やり始めは、うまくいかないこと、失敗が続きます。
「こんなハズではなかった……」と、厳しい現実を知ることになります。
淡い期待しか持っていないと、カンタンにココロが折れてしまいます。大きな挫折を味わう人もいます。
もしこの人があるものを持っていたら、カンタンにココロが折れることも挫折することもなかったかもしれません。そのあるものとは、「ケセラセラ」の精神です。
日本語で言うと、「なせばなる」。「明日は明日の風が吹く」とも言えます。
人生は、いいときやうまくいくときばかりではありません。反対に、よくないときやうまくいかないときばかりということもないです。
いいときもよくないときも、またうまくいくときもうまくいかないときも、両方ある――。それが、人生です。これは、誰でも同じです。
特に何かを始めたときは、うまくいかないこと、失敗の連続です。これは、誰もが通った道で、その道の達人とか名人と言われる人でも、最初はおそらくあなたと五十歩百歩です。
その人も大いに自分に期待していました。同時に、ケセラセラの精神も持っていました。2つを併せ持っていたからこそ、うまくいかないことや失敗を乗り越えられたと言っても、過言ではありません。
「ケセラセラ(なせばなる)」が加わると、淡い期待が希望に変わります。「うまくいかなくてもやり続ける」という強い気持ちを持てるようになります。
今のあなたが、なかなか思うようにものごと進められないでいるとしたら……。それは、「ケセラセラ」が少し足りないからなのかもしれません。
(朝の独り言⭐)
今日は、診療の合間は読書です。価値ある情報は、ネットより本にあると思っています。いかに、隙間時間を活用し、本を読むかは大切です。
皆さんは、月に何冊の本を読まれていますか!