人生には、失敗はつきもの。これは、誰にも言えることです。
極端なことを言えば、失敗の歴史が人生です。あなたの失敗の数々をズラリと並べれば、それだけで「自分史」が完成してしまいます。
あなたはこれまで実にたくさんの失敗をしてきました。おそらくそれは、最期の瞬間までずっとずっと続いていきます。
数の多い少ないはあっても、失敗がない人生などありません。失敗は、自分の人生を彩ってくれるものです。
失敗があるから、再びそれをしないように工夫したり改善したりしていきます。もっとも、1回の工夫改善で失敗がなくなることもまずありません。
工夫や改善も2回、3回と行います。ひょっとすると、10回、20回と続けなければならないかもしれません。
「もう失敗をしない」と思って工夫改善を続けていけば、いずれうまくいくようになります。あと何回やればいいのかは、まったく誰にも分かりませんが……。
何百回と工夫改善をして、ようやくうまくいくようになったとしたら、それは「できないことができるようになった」瞬間です。あなたの自分史にとって、エポックメイキングとなる1ページになります。
もっとも、1つうまくいくようになっても、それで残りの人生すべてがうまくいくようになるわけではありません。新たなことを始めていけば、そこでも失敗が起こります。
幸か不幸か、また別の工夫改善が始まります。それも何十回、何百回と重ねることになります。
こうして人生は続いていきます。失敗の数のほうが成功の数よりも圧倒的に多くなりますが、それはよくないことでしょうか。
決してそんなことはありません。失敗したあとの工夫改善があるからこそ、人生が充実していきます。
人生は、失敗の歴史。その意味は、失敗したあとの工夫改善こそ、真の人生だということです。工夫改善が、あなたの人生を彩り豊かにしてくれるのです。
その真実に気づけば、失敗さえ楽しいものになります。失敗など恐れずに行動できるようになっていきます。
(朝の独り言⭐︎)
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