2018.8.28.

大局観を持たない人は、目先のことにとらわれすぎている、、、

「もはやこれまで……」
人生では、そういう進退窮まる場面に少なからず遭遇します。そういうときに、うまく切り抜けられる人と、さらにダメージを受ける人がいます。

両者の差はいろいろ考えられますが、根本的なことを言うと、「大局観」の「ある・なし」に尽きます。

大局観を持っていれば、ピンチに追い込まれても、紆余曲折の末、切り抜けることができます。反対に、大局観を持っていなければ、そのピンチに潰されてしまうこともあり得ます。

大局観とは、誰でも持てるものです。それなのに自分には「ない」と思っている人がいるとすれば、持とうとしなかったか、自ら捨ててしまった人です。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

大局観を持つのは、難しいことではないです。慣れれば、誰もが持てます。ほんのちょっとの強い意思は必要ですが……。

そもそも大局観は、2つの軸で構成されています。縦軸が、長期的視野。横軸が軌道修正力。この2つを兼ね備えて初めて、大局観を持つと言えます。

前者は、ものごとを長期スパンで見ていくこと。この縦軸を持つと、目先のことにとらわれなくなります。また短期的なソントクを気にしなくなります。

後者は、何か起きたときの素早い対応力。どんなことであれ、長くやっていれば、どうしても想定していなかったトラブルやハプニングが起こります。

このとき長期的視野に立ちながら、事態をうまく収めていく軌道修正をしていきます。きちんと軌道修正するから、ピンチを切り抜けることができます。

大局観がない人は、どうしても目先のことにとらわれて、短期的利益を追求しがちです。ピンチになったときには場当たり的対応に終始してしまうから、いっそう追い込まれます。

結局、ズルズルとピンチの底無し沼にはまっていきます。
大局観を持てば、そういう事態を回避できます。何も特別なことをする必要はありません。ただ長期的視野と軌道修正力を持とうと意識するだけ。

意識した瞬間に、自分の中の何かが変わります。目先のとらわれがなくなって、ものごとを長期スパンでとらえて、対応できるようになります。あとはそれを続けていくだけ