2018.8.28.

やり残したことを正しく見切る、、、

今日という1日――。あなたは充実させることができたでしょうか、それとも消化不良に終わってしまったでしょうか。

充実した1日になっているのが望ましいですが、消化不良で終わってしまったのが悪いわけではありません。

なぜそうなってしまったのかという原因究明と、今後そうならないための対策を立てることができれば、意味のある1日にすることはできます。

おそらく消化不良の原因は、「クライアントに呼び出さされた」とか「上司に急な仕事の処理を頼まれた」など、外発的なものが多いはずです。

あなた自身がコントロールできないことに振り回されて消化不良に終わったとすれば、同情を禁じ得ません。

外発的なものが主要因だとすれば、「対策の打ちようがない」のかと言うと、それもまた違います。

そういうコントロールできない事態が起きることを踏まえて、対策を立てていきます。それは、自分の仕事、やるべきことの抜本的な見直しです。

あなたが今日中に処理できなかったこと……。それは、本当にやるべきことだったのでしょうか。

「やるべきことを終わらせられなかったから、消化不良になっている……」

あなたはけげんな表情を浮かべるかもしれません。もっとも、それが本当にやるべきかそうではないかは、翌日になれば判明します。

もし翌日になんの支障が起きないようであれば、それは「やらなくてもいいこと」です。このように実はやらなくていいことを「やり残してしまった」と過剰に評価している人は多いものです。

やり残した仕事の中には、「本当にやるべきこと」と「やらなくてもいいこと」の両方が含まれています。

前者は翌日最初に取りかかれば、それほど問題にはならないものです。後者はやらないでいたとしても、別に支障はありません。

ムリしてやることはないのに、多くの人はそれさえも一生懸命取り組んでしまって疲弊しています。

仕事のやり残しが出たときは、1つ1つを「本当にやるべきことなのか?」と見直す絶好の機会です。

見直してみると、そのほとんどがやらなくてもいいことだったと判明します。それは、見切ってもいいものです。

抜本的見直しをしていけば、「本当にやるべきこと」に特化できます。同時に、やらなくていいことをやめたことによって発生した時間を外発的な問題の対処にそっくり充てることができます。

こうすれば、誰もが充実した1日を過ごすことができます。