「あなたは今日、たくさん笑っていましたか?」
今日1日、いいことばかりではなかったかもしれません。イヤなこと、つらいこと、面倒なことが多かった人もいるのではないでしょうか。あるいは可も不可もない1日だった人もいそうです。
楽しいこと、うれしいこと、素敵なことがたくさんあったほうがいいに決まっていますが、なかなかそうはうまくいかないものです。
もっとも、楽しいこと、うれしいこと、素敵なことがなければ、「笑えない」と決まっているわけではありません。そういうことがなくても、極端なことを言えば何もなくても、笑ってしまえばいいのです。
人生は笑った者勝ち――。笑っていれば、そのうちに楽しいこと、うれしいこと、素敵なことが起こるものです。
1日に何回でも笑えば、それだけワクワクするようなことが起こります。笑っていれば、ワクワクを引き寄せます。
カン違いしないでほしいのですが、何もしないで、「ただ笑っていればいい」と言っているのではありません。「やるべきことをしっかりやる」を大前提にしたうえで、思うような結果が出ないときは、「笑っていればいい」と言っているだけです。
やるべきことをしっかりやったのに、いいことがなかったとしても、「こういうこともある」と納得するしかありません。とは言え、それで終わりではなく、続きがあります。
「でも、明日にはいいことがあるかも。どんないいことが起こるかな?」
こんなふうに、あれこれ想像してみたら、クスッと笑えるようになります。不思議と今日1日の疲れがとれて、なおかつ明日へのエネルギーが湧いてきます。
笑いには、疲れを癒し、エネルギーを生み出すパワーがあります。こんな強力な存在は、ほかにはありません。
いいことが起きたときには、人は自然に笑います。それは当たり前ですが、いいことが起きたときだけ笑うのだとすれば、あまりにも「もったいない」と言わざるを得ません。
いいときも、そうでないときも、いつでも笑っている――。そうすれば、いつでも疲れを癒せるし、エネルギーを補充できます。
この笑いのパワーを活かさない手はありません。上手に笑えるようになれば、きっといいことがたくさんある1日になります。