誰もが、ポテンシャルを持っています。このことは、疑いようのない事実です。
どんなポテンシャルを持っているのかは、人それぞれ。スポーツのポテンシャルを持つ人もいれば、数字や語学に長けた人もいます。
人前で話すポテンシャルを持つ人もいれば、書くことに秀でた人もいます。
そのポテンシャルに気づいたのは誰かと言えば、微妙なところです。親や兄弟姉妹、教師、上司や先輩、あるいは友人といった外部の人である場合や、自分自身の場合もあります。
ポテンシャルを引き出せる人もたくさんいます。その人が自分に合った人であれば、持っているポテンシャルをドンドン引き出してくれます。
肝心なのはここからですが、持っているポテンシャルを最終的に開花させられるのは、1人しかいません。それは、自分自身。
これは、誰にも当てはまります。同時に、多くの人が気づかないでいることです。
「こういうポテンシャルがあるよ」と気づかせてくれるのは、多くの場合、他人のほうが多いものです。それを引き出してくれる場合も、同様です。
だからと言って、気づかせたり引き出してくれたりすれば、勝手にポテンシャルが開花することは、ありません。自動生成機能は、ゼロです。
本人が努力や行動をトコトンやらない限り、どんなにスゴイ、またどんなにたくさんのポテンシャルを持っていても、宝の持ち腐れに終わります。それは、蒔かないタネと同じ。
開花するプロセスに関与できるのは、自分1人。不断の努力・行動をトコトンした人だけが、ポテンシャルを開花させられます。
人がうらやむほどのポテンシャルを持っているのに、努力も行動もしない人は、山ほどいます。
その人たちは、たんに胡座をかいているだけ。
生涯、ポテンシャルを自分の中に眠らせたままです。こんなもったいない生き方をしていていいのでしょうか……。
持っているポテンシャルは、開花させなければなりません。その義務を負っているのも、またそれができるのも、あなただけです。ほかにそれができる人は、誰もいません。