2019.2.13.

あるべき状態に戻す、、、

故意か偶然かは別として、なんらかの好ましくないことが重なると、ある兆候が表れます。それは、歪み。それが続くと、支障が生じたり機能不全に陥ったりします。

たとえば、姿勢が悪い状態が続くと、骨盤が歪んでしまいます。それに気づかないでいる人、また放置している人は少なくありません。

骨盤の歪みを矯正しないでいると、重度の健康障害を患うこともあり得ます。決して放置していいことではありません。

なぜ歪んでしまうのかというと、姿勢が悪いことでカラダにムリな力が加わってしまっているから。本来ならかかることがない負担が、骨盤を歪めてしまいます。

その歪みをなくすには、まず骨盤を矯正すること。そのうえで正しい姿勢を身につけること。

骨盤の矯正だけで済ませるようでは、遅かれ早かれ、また歪むことになります。正しい姿勢を身につけなければ、いつでも、また何回でも骨盤が歪んでしまいます。

それは、恒常的に好ましくない状態を自分自身に強いることにほかなりません。

あるいは組織が大きくなると、意思決定が歪むことがあります。誰がいつどんなことを決めたのか分からないまま、「こういうことをやる」という通達だけがなされて、それを前提に組織全体が動くことになります。

「決まったことだから、やらなければいけない」という建前はあるにしても、不透明・不明瞭なカタチで意思決定がなされては、多くの人は疑心暗鬼になります。意思決定が歪んでしまうと、組織に求心力が生まれません。

規模が大きくなればなるほど、その弊害は大きく、結束どころか部署ごとに勝手に動くようになります。これでは規模が小さくても、意思決定が透明で明瞭な組織に程なくして追い抜かれてしまいます。

歪みが起こることが、悪いのではありません。それを放置するのが、よくないだけです。歪んでいることに気づくにくい、または認めたくないので、なおさら矯正するのが遅れがちです。

歪んでは改むるに憚ることなかれ。歪みそれ自体が、よくない状態にあると知らせてくれています。ここはありがたく矯正するのが好ましい態度です。

あなたは今日、歪みを矯正しましたか。あるべき状態に戻すことができましたか?