「こういうのをやってみたいんだよなぁ」……
やりたくてウズウズしているにもかかわらず、1歩を踏み出せずに躊躇してしまうことは誰にでもあります。
なぜ躊躇してしまうのかと言うと、あなたの側に立てば、ハッキリ見えてきます。それは、自信がないから……。
うまくいく自信、最後までやり遂げる自信。この両方が、今のあなたにありません。
自信がないから、やりたいにもかかわらず、1歩を踏み出せないでいます。自信がないから、「向いていないよ」「やめたほうがいいよ」「できるわけないよ」と、ちょっと言われただけでも傷ついてしまって、「やはりやめよう」と思い直します。
自信があれば、うまくいかないときがあっても、また周りからどんなことを言われても、乗り切れる……。
あなたは、そう思っていますが、自信というものを思い違いしています。
何かを始めようとするときに、自信は必要ありません。誰でも最初は初心者。始めるときに「絶対に成功する」という100%の自信を持つ人は皆無。
もしいるとすれば、「絶対に成功する」という都合のいいカン違いをしている人です。まれにそういう人でも本当に成功する人がいるから、世の中は分からないものです。
あなた自身、赤ちゃんのときに1人で立ち上がったり言葉を話したりしたとき、「絶対にできる」という自信があったのでしょうか。
自信などゼロ。それでも自力で立ち上がって歩くこともできたし、言葉を話せるようになっています。
始める前に自信など不要。自信がなくてもうまくいくことは、たくさんあります。
やりたいことがあるのなら、自信なんかなくても、またうまくいくかどうか分からなくても、とにかくやってみるしかありません。「向いていないよ」「やめたほうがいいよ」「できるわけないよ」と無責任に言う人がいても、気にする必要もないことです。
最初はうまくいかなくても、やりたいことをやっていくうちに、少しずつ自信が芽生え始めます。自信は、あとからつくられます。
自信を持てるようになるまでやらないとしたら、「百年河清を俟つ」ようなもの。
その間にも何かをやってみてうまくいったとすれば、自信が持てるようになるかもしれないのですから、待っているのは明らかにもったいないことです。
待っている限り、どんな自信も持つことはできません。これは、誰にも共通して言えることです。