2019.5.15.

上手に休憩する、、、

「そろそろ休憩にしようかな」……
長時間根を詰めて仕事に取り組んでいたら、ひと息入れたくなります。それはサボるのでも手を抜くのでもなく、リラックス&リフレッシュすること。

集中力にも体力にも限界がありますから、どこかで休憩をしなければなりません。一生懸命やればやるほど、休憩をとるべきです。

この休憩のとり方は、意外と難しいものです。上手にとらないと、リラックス&リフレッシュになりません。

どうすれば上手に休憩をとれるようになるのかと言うと、仕切り直しをすること。こう言うと、アタマの中に「?」が浮かんでしまう人がたくさんいるかもしれません。

仕切り直しの説明をする前に、一般的な休憩のとり方に触れておきます。休憩するときに、よく「キリがいいところまでやってしまおう」とする人がいます。

これは、大きい・小さいは別として、ひと山越えること。大変なところまでやってしまえば、休憩後はラクなところから始められるという「先憂後楽」的な考え方に近いものです。もしかしたら、あなたもその1人かもしれません。

その考え方には一理ありますが、ただでさえ疲れているところにひと山越えるムリを重ねるのですから、集中力、体力にはかなりのダメージを与えます。

その蓄積した疲労は休憩してもとれない可能性が大です。休憩後はなかなか集中力がONにならず、ダラダラと作業を続けることになりかねません。休憩した意味と効果が、ゼロ。

仕切り直しは、この考え方とは異なります。休憩後にスムーズに再開できるようなところで終わらせること。それは、ひと山の途中、具体的には7合目とか胸突き八丁あたり。要は、山越えの難関の手前で休憩します。

難関の手前で休憩してリラックス&リフレッシュすれば、疲れもとれ体力も回復します。この状態であれば、再開後、集中力もすぐにONになって、手間どることなく難関を突破できます。

ひと山を越えてしまえば、あとはスムーズに進めるところばかり。上手に休憩したことで、成果を出せるようになります。

休憩のとり方にも、うまい下手があります。成果を出すためにも、上手に休憩をとりたいものです。