どんなものごとをするにしても、最初からうまくはいかないものです。それは、誰でも同じ。
初めてやったときには、全員が失敗します。それでも、数十回やっていくと、うまくいく人とうまくいかない人にハッキリ分かれてきます。
なぜそういう違いが表れるのかと言うと、能力のある/なしではありません。これは、声を出しにして言いたいことです。
もちろん、運のある/なしでもありません。うまくいく人とうまくいかない人の違いは、ズバリ、課題力のある/なし。その1点に集約されます。
課題力のある人は、最初のうちはうまくいかなくても、やっていくうちに結果が出るようになります。反対に、課題力のない人は、最初から最後までうまくいかないままです。
この違いは、誰が見ても明らかです。
うまくいかないのは、なんらかの問題があること。その問題を解決しないうちは、うまくいくようにはなりません。これは、極めて当たり前のことです。
何回やってもうまくいかないと、自分なりに問題点があることが分かってきます。それを解決していくのが、課題力です。
課題力とは、自分が何かをするにあたって、「これはできるようになろう」「ここは気をつけよう」と自ら設定したチェックポイントを持つこと。
それを持って次に臨んでいくと、解決した問題と解決しない問題の両方が判明します。
解決したとすれば、設定した課題が正しかったということ。問題の1つはなくなりましたが、ほかにもたくさん残っています。それを解決する課題をまたつくります。
課題をつくって、1つ問題を解決する。また課題をつくって、1つ問題を解決する。これを続けていけば、いつしかうまくいくようになります。
それが、「結果を出す」ということ。うまくいくようになるまでには、いくつもの課題を設定し、それをクリアしなければなりません。
課題を設定できるのは、問題解決力があるということ。同時に、結果を出すことができるということ。
課題力のある人が、最終的にうまくいくようになります、これは、どんなことにも当てはまります。