うまくいくのか、うまくいかないのか。言い換えれば、成功するのか失敗してしまうのか……。
それが分かっている人は、この世には1人もいません。まさに「神のみぞ知る」です。
これは、どんなことについても言えます。またどんな人にも例外なしに当てはまります。それでもあえて言えることがあるとすれば、2つあります。
1つは、始める前にはどちらになるかは100%分からないこと。どんなに実績や実力があったとしても、これからやろうとすることの成否は不明です。
「絶対にうまくいく」と思って始めてみても、失敗に終わることはゴマンとあります。反対に、「うまくいかないだろうな」と思って始めてみたら、トントン拍子に行くことも大いにあり得ます。
始める前は、どちらに転ぶかは誰にもまったく分かりません。分かるのは、やってみたあとです。
もう1つは、最後までやらないとどうなるか分からないこと。勝負はゲタを履くまで分からないものです。
順調にものごとを進めていって「絶対にうまくいくぞ」と思ったとしても、最後のところでどんでん返しになることもあります。
その逆に、紆余曲折があっても、「終わりよければすべてよし」になることもあり得ます。
すべてのことに共通していますが、ゲームセットまで気を抜くことができません。成否が分かるのは、最後までやってみたときです。
何かを始めても、うまくいくかうまくいかないかは、本当に最後まで分からないものです。
途中で「うまくいかないな」と、やめてしまうのは、ナンセンス。ましてや始める前から「ダメそうだな」とやめるのは、論外です。
とにもかくにも最後までやってみるから、うまくいきます。うまくいきそうだからと、途中でやめたら、当然ながらうまくいかなくなります。
途中までどんなに不調であっても、最後までやり続けると、結果としてうまくいくことはあるものです。
何かを始めて首尾よく終えたいのなら、最後までやるしかありません。最後までやる人だけが、成功をつかむことができます。