バーゲンで買った服を1回も着ることなく捨ててしまうのは、ただ「安い」という理由だけで選んだ人です。
持っている服とのコーディネートやバランスなどを考えずに買ってしまうと、得てしてそういう結果になりがちです。
休みの日に昼過ぎまで寝てしまのは、時間を有効活用できなかった人です。やろうとしていたことがたくさんあったのに、それをする時間を失ったのは、残念無念です。
「夜更かししなければよかった」と、歯ぎしりしても、過ぎた時間は戻ってきません。
カン違いする人がたくさんいそうですが、どちらのケースももったいなかったのは、お金でも時間でもありません。本当にもったいないのは、もっと別のものです。
何かを失ったとき、人はそれを「もったいない」と感じます。取り戻すことが難しかったり、不可能だったりすると、ものすごく後悔します。ある意味では、それは自然な感情です。
失ったものが、もったいないのではありません。それをもったいないと思っている限り、進歩も成長も止まってしまいます。なぜなら本当にもったいないのは、もっと別のものだから……。
それが何かと言うと、「自分自身の価値を理解していない」こと。あなた自身が自分という人間の価値をきちんと把握していないから、もったいない行動をしてしまいます。これは、多くの人が気づかずにいることです。
もし自分という人間の価値を理解していれば、あなたに似合う服や華やかさを引き出す服を買うはずです。
それを着ることに喜びを感じるので、クローゼットに収納されたままなんてことはなくなります。
もし自分という人間の価値を理解していれば、休日に寝すぎて時間をムダにすることもありません。
ふだんと同じ時間に起きて、やろうとしていたことをトントン拍子に進めていって、時間を有効活用していきます。
もったいない行動は、自分自身の価値を理解していない人がすること。
それに気づけば、いつでもどこでもどんなときでも自分自身の価値に見合った行動をしていくので、「もったいない」と感じることもありません。
あなたは、今日、「もったいない」と言わずにいられましたか。自分自身の価値に見合った行動をしていましたか?