うまくいくか、それともうまくいかないのかは、やってみなければ、まったく分かりません。どちらかと言うと、うまくいかないときのほうが多いものです。
うまくいかないと、落ち込んだりガッカリしたりします。悔しがったりイライラしたりする人もいそうです。自暴自棄になる人もいるかもしれません。
うまくいかないことを喜んだり歓迎したりはできないので、それは自然な感情です。だからと言って、落ち込みっぱなし、ガッカリしっぱなしもいいこととは言えません。
こういうときこそ、元気を出したいものです。「世の中で一番元気なのは私だ」と言えるくらいに……。
うまくいかないときこそ、元気でいるーー。これは、ショック療法でもなんでもありません。
とても理にかなったことです。少なくとも落ち込んだりガッカリしたりするより、よほど健全です。
うまくいかないときは、思考がネガティブになりがちです。それはある意味で当たり前な傾向なのですが、放置しておくと、行動までネガティブになっていきます。
何かするのでも、グズグズしたりためらったりして、状況を余計に悪化させます。自分自身が進んで底なし沼にハマろうとします。
それもこれも落ち込んだりガッカリしたりしたままだから。あるいは悔しがったりイライラしたりしたままだから……。うまくいかないからと言って、ネガティブになっても、いいことは何1つありません。
状況を変えたいのであれば、まず自分自身が元気になること。これ以外にありません。
それは、1つにはうまくいかない状況では、元気になることくらいしかできることがないから。もう1つには、ポジティブになって、うまくいく思考と行動に切り替える必要があるから。
うまくいかないときに「元気を出せ」と言うのは、能天気のススメではありません。前述したように、思考と行動を切り替えるのが、目的です。
元気を出せば、ポジティブになれます。そのポジティブさは、うまくいかなくなってから、あなたが見失ってしまったものです。
うまくいかないときに、元気を出すーー。これは、けっこう難しいことです。だからこそ、元気にさえなれば、状況は必ず好転します。
「うまくいかないときこそ、元気を出しましょう」
私が言いたいのは、これだけです。ダマされたと思ってやってみませんか。おそらくあなたは、その効果にビックリするはずです。