「うまくいかないよ」「やめたほうがいいよ」「大ケガするよ」……
客観的に見て、成功する可能性が少ない、あるいはまったくないように見えることをやろうとするとき……。やるかやらないか、躊躇するものです。
おそらく周りにいる、ほぼすべての人が、猛反対します。なかには、強引にでも引き止めよう する人がいます。
それでもやるかやらないかは、自由。それは、行動しようとする人が決めることです。
無謀のそしりを受けても、「どうしてもやりたい」なら、やってみるべきです。はたからは「のるかそるか」の大バクチをしているように見えたとしても……。
当たり前ですが、バクチを打ってはなりません。どんなにやりたいことであっても、それは、ご法度。
もしどうしても「やりたい」のであれは、「のるかそるか」の勝負に出ます。それなら、やる価値があります。
のるかそるかは、イチかバチかではありません。そもそもバクチとは異なるものです。
成功する確率は低くても、またうまくいかなくてもいいから、やりたいことをやってみるーー。そういうケースで言うべきことです。
イチかバチかは、成功か失敗かのどちらか。これは、ゼロサムです。
のるかそるかは、成功か失敗かの二分法で論じるものではありません。あえて分けるとしたら、こうなります。
「成功&成長か、もしくは成長だけ」
たとえ可能性が低くてもやりたいことをやろうとするのですから、本人は全力で取り組みます。その努力が、本人を大きく成長させます。
成功しなかったとしても、成長という確かなものを得られたのであれば、ゼロサムになっていません。あるのは、プラスのみ。もしうまくいけば、成功と成長というダブルのプラスを得られます。
大バクチでもギャンブルでも無謀でもない……。たとえ成功する確率が低くても、やってみることーー。
それが、「のるかそるか」です。うまくいかなかったとしても、プラスになるーー。そんな不思議なところがあります。
あなたは今日、のるかそるかの行動に出ましたか。たとえうまくいかなくても、成長を得ることができましたか？
