「なんか違うな。もっとほかにいい方法はないかな」……
何かをしているときに、行き詰まってしまった……。そんな状況に置かれたら、のどから手が出るほど、現状を打破する突破口が欲しくなります。
もう何日も考えているのに、まったくいい考えが出てこないとすれば、誰かに頼りたくもなります。コンサルタントや専門家に相談したくなるかもしれません。
誰かを頼るのは、グッドアイデアです。もっとも、「誰に相談すればいいだろう?」という別の悩みを抱えてしまう人もいるかもしれません。
そんな途方に暮れている人には、「身近にいい人がいるではありませんか?」と言ってみます。こう言ったら、あなたはキョトンとしてしまうでしょうか……。
「うまくいかないな。このまま続けてもいいものなのか、分からくなってきた」……
やる気満々で始めたものの、現実は厳しくてなかなか思うようにいかない……。
そんな状況に置かれたら、たとえ自分がやりたかったことでも続けることを迷うようになります。
時間とコストを考えると、「撤退」の2文字がアタマの中でチラつきます。
「やめるなら傷が浅いほうがいい」と思いつつも、まだ未練があります。矛盾する気持ちを整理するために、誰かに話を聞いてもらいたいと思いつつも、「忙しい」「好きにすれば」とツレなくされそうで、気が進みません。
そんな迷いの最中にある人には、「身近にいい人がいるではありませんか?」と言ってみます。こう言ったら、あなたはビックリしてしまうでしょうか……。
どんな問題を抱えているのであれ、悩んだり迷ったりするのは、誰にでもあることです。
そのとき親身になって話を聞いてくれたり的確なアドバイスをしてくれたりすると、悩みや迷いの霧がスカッと晴れて、視界が良好になります。
そんな頼もしい人は、誰の身近にも必ずいます。もちろん、あなたの身近にも……。
その相手が誰なのか、もうあなたは分かっているはずです。そう、自分自身です。
あなたには、自分自身という「頼もしいパートナー」がいます。いつもあなたのことを気にかけて、微妙な気持ちの揺れ動きまできちんと把握しています。
そんな頼もしい人に、自分の本当の気持ちを打ち明けて相談してみたら、グッドアイデアも解決策も立ちどころに示してくれます。
自分自身というパートナーを有効活用しないのは、本当にもったいないことです。