「今日はいい流れだし、うまくいっているから明日の分もやってしまおう」……
仕事でも勉強でも、うまくいっているときはアタマ・ココロ・カラダのすべてにおいて調子がいいとき。
アタマ・ココロ・カラダのどれか1つでも調子が悪ければ、うまくいくはずがないのですから、その勢いのまま進めがちです。
実際問題、うまくいっているときほど、その流れを止めるのが難しくなります。それには、次のような理由があります。
ズバリ、もっと成果を出したいから。うまくいっているのに流れを止めてしまったら、得られる成果が少なくなってしまいます。
そのまま続ければ、当初予定していた以上の成果を得られる可能性があるのですから、止めたくないのはある意味では当然。
それは、確かに「欲」です。「もっと」という欲に抗うのは難しいものです。
言われれば、納得できる理由です。表立って反対する理由はありません。
それでもあえて水を差すようなことを言うとすれば、ムリをしないこと。ムリをしてしまえば、「成果を出したい」という思惑が軽く吹っ飛んでしまいます。
仕事であれ勉強であれ、うまくいっているときは、アタマ・ココロ・カラダのすべてが100%の力を発揮しているということ。
同時に、アタマ・ココロ・カラダのすべてが限界に達しているということ。まだ頑張れないこともないですが、疲労がピークに達しているのは事実です。
声が聞こえないだけで、アタマ・ココロ・カラダのすべてが休みを欲しがっています。おそらく悲鳴を上げているに違いありません。
もっと成果を出そうとするのは、アタマ・ココロ・カラダのすべてにムリを強いること。頑張って成果を出してくれたアタマ・ココロ・カラダに「残業しろ」と命令しているようなものです。
そのまま続けたら、パンクしてしまいます。ここは早めに切り上げて、疲労回復を優先したいものです。
アタマ・ココロ・カラダのすべてをリラックス&リフレッシュさせよう――。そう考えたほうが、翌日も同じようにうまくいくはずです。
なぜなら休ませてくれたアタマ・ココロ・カラダが感謝しているから……。昨日と同じような、いいえ、それ以上の成果を出せるように頑張ろうとしてくれます。