新規事業の立ち上げや、長年思い描いていた夢を実現するときなどは、寝食を忘れて仕事に没頭するものです。やる気があふれ出して、自制するのが難しいほど。
「頑張りすぎだよ」「そんなに慌てることはないよ」「ムリしすぎだよ」……
おそらく第三者が、いろいろなことを言ってきます。あなた自身が決めたことですから、彼らがとやかく言う筋合いはありません。
もっとも、あなたが頑張りすぎなのは、事実。「軌道に乗るまでは休めない」が、あなたの本心で、その気持ちは痛いほどよく分かります。
そんなあなたに「休んだほうがいいですよ」と言っても、右の耳から入って左の耳に抜けてしまいます。言うだけ野暮。
その代わりにこういう言い方をします。それは、「リラックスとリフレッシュが必要だ」ということ。
頑張りすぎるくらい行動しているから、それなりの成果は出ているはずです。その成果をもっと得たいから、あなたは止まろうとしませんが、そのままではいずれ困ることは確実です。
それは、アイデアの枯渇。根を詰めて働いていると、近いうちに枯渇しかねません。
アイデアとは、寝食を忘れて働いているときに出るものではないのです。忙しい中でもリラックス＆リフレッシュしているときに、自分の中から湧き出てきます。
まとまってゆっくり休む時間がとれないのなら、せめて１０分でもいいから外の風に吹かれながら散歩してみるのもいいです。
たったそれだけでリラックス&リフレッシュできます。そのわずかな時間で、「ああ、こういうやり方もあるな」「こんなこともできそうだ」と、アイデアが湧いてきたりします。
頬を撫でるように過ぎていく風や周りの景色が、あなたを癒しパワーアップさせてくれます。疲れたあなたのアタマにアイデアのチャージをしてくれます。
それは、凝り固まったアタマを換気すること。何か１つのことに没頭しすぎると、その反動としてアタマがカチコチになって柔軟性を失ってしまいます。
どんなに忙しくても１日の中でほんの少しアタマを換気する時間を持つと、発想が画一化したり単純化したりするのを防いでくれます。アタマの換気は、あなたの発想力をパワーアップしてくれます。
