2020.9.11.

ゴールは遠いほうがいい、、、

どんなことにも、ゴールはあります。仕事にも勉強にもスポーツにも、あるいはプライベートにおける趣味にもゴールは確実に存在します。
ほぼすべてに共通して言えますが、もしゴールがないとすれば、それはメビウスの輪のようなもの。何をやっても、何回も同じ道を通ることになって永遠に終わりがなくなります。
 もしゴールがなければ、途中で力尽きてしまう人がたくさんいるに違いありません。挫折してしまって、2度と立ち上がれなくなる人もいそうです。
何をするにせよ、終わりがないのは、やはり苦痛です。「目指すのはあそこだ」「もうちょっとでたどり着きそうだ」と、先が見えているから、どんなに大変でも頑張ることができます。
 ここまで言っておいてなんですが、ゴールは視界ではとらえることができないくらい遠くにあるほうがいいです。離れていればいるほど、望ましいと言えます。
つけ加えて言えば、ゴールは大きなものを1つ設定するのがベストです。
「絶対にムリだ」「たどり着けるはずがないよ」「本当にあるのかな?」……
 そんなふうに弱音を吐いたり不安になったり心配したりするくらいのはるか遠くに、ゴールを設定したいものです。まるで唐からはるか彼方にあるインドを目指した三蔵法師一行のように……。
 もっとも、あまりにも遠くに設定すると、やはり挫折したりあきらめたりする人が続出しかねません。遠すぎても酷なのは承知していますが、安易に近くに設定するのも問題がありすぎます。
 その解決策を挙げると、途中にいくつもの旗を立てておくこと。ゴールの3分の1とか4分の1ごとに「あと残り3分の2(4分の3)」と、進捗具合が分かるような旗をセッティングします。
 この旗が途中にあれば、「もうダメだ」「これ以上ムリだ」と弱音を吐くこともなくなります。どんなに疲れていても、「ここまで来たんだ。
またここからあそこまで頑張ろう」と、エネルギーを自家発電できます。旗は、一種のミニゴールです。
 ゴールは、大きいものが1つ。それ以外に途中にいくつも旗を立てておく。この2面作戦でいけば、どんなに遠く、かつ困難でも、最後はたどり着けるものです。