毎日毎日、誰の目にも明らかな輝かしい結果を出せる人はいない……。そう断言しても、不謹慎ではありません。
頻繁に結果を出しているあの人にも、当然ながら、うまくいかなかったり目も当てられなかったりする日もあります。
そういう人が、結果を出せない日に限って、何もしていなかったということは、まずあり得ません。コンディションが悪かったという日を別にすれば、おそらくいつもどおりやるべきことをやっています。
いつもどおりにやっていても、結果が出なかった……。こういうことは、頻繁に結果を出す人だけでなく、誰にでも起こり得ます。
毎日毎日、結果を出すことなど、ほぼ不可能です。誤解のないように言っておきますが、「結果を出せないのは仕方ない」という話とは異なります。
その趣旨は、あくまでも「やるべきことをしっかりやっているのにもかかわらず、結果を出せないとすれば仕方ない」ということ。
持っている力を100%以上、たとえ120%出したとしても、結果を出せないことがあります(より正確に言うと、「結果につながらないこともある」になります)。
それを「理不尽だ」と憤っても、結果が覆ることがないのは、世の常です。
やるべきことをしっかりやって結果が出ない人にとって、残された手段は1つだけ。それは、結果が出ないことは「仕方ない」と割り切って、明日に備えること。こう言ったら、納得してもらえるでしょうか。
別にこれは、「泣き寝入り」することではありません。翌日こそきちんと結果が出るように「英気を養う」ことを意味しています。
一生懸命やったのに結果が出なかったからと言って、憂さ晴らしをしたりクダを巻いたりするのは、愚の骨頂。そんなことをしたら、翌日のコンディションを悪化させるだけ。翌日はもっと悪い結末で終わるのが、確実です。
やるべきことをしっかりやった以上、今日はもう巻き返して結果を出すことはムリです。それでも明日になれば、またゼロからのスタート。
やるべきことをしっかりやって結果を出すことは十分に可能です。結果を出す可能性は、今日よりも明日にあります。
明日結果を出せばいい――。やるべきことをしっかりやったのに、今日、結果を出せなかった人は、そう切り替えたほうがいいです。