自信というものは、何かをするにあたって欠かすことができないものです。不安が大きい状態よりは、やはり自信満々で臨んだほうが、どんなことであれ、うまくいくものです。
もっとも、一朝一夕に身につくものではありません。何があっても揺るぎないほど強固になるには、それなりの時間を必要とします。
早ければ脆弱、遅いほうが盤石ということもありません。自分自身が「何があっても大丈夫」と思えればいいのであって、身につくまでの時間は人それぞれ。
とは言え、1つだけ条件があります。あるものがなければ、身についたと思っても、実は「砂上の楼閣」だったなんてことが起きてしまいます。
そのあるものとは、必ずしも「結果」ではありません。結果は「ない」よりは「ある」ほうがいいですが、絶対に必要ということでもないです。
結果が必要不可欠なら、出るまでは「持てない」ということ。結果が出ない間は、誰もがずっと自信喪失状態にあるというおかしなことになってしまいます。
自信を身につけるうえで欠かせないものとは、「蓄積」です。練習やトレーニング、基礎の習得・徹底など、結果を出すにあたって繰り返しやっていきます。それは、自信を身につけるうえで外すことができないものです。
「これをやってきた」「これだけは誰にも負けない」「これが自分自身のすべて」……
どういう内容であれ、自分自身が積み重ねてきたものがあります。その蓄積があればあるほど、自信につながっていきます。
いつでもどこでもどんなときでも、自分自身の支えになってくれます。それは、決して自分自身を裏切りません。
結果は、出るときも出ないときもあります。当たり前のことですが、それは自分自身がコントロールできないことです。
一方の蓄積は、自分自身が真摯に取り組んでさえいれば増えることはあっても減ることはありません。しかも自分自身がコントロールすることも可能。
もちろん、蓄積があれば「結果が出る」という単純な話ではないです。それでも蓄積なしに結果を出すのは難しいのも、事実。
自分自身が積み上げてきたものが、自信になる――。古今東西通じる真理です。