「これからどこを目指せばいいのだろうか?」「今後、どうなるのだろうか?」……
このように行き先が分からないと、それだけで誰もが漠然とした不安になってしまうものです。
行き先が決まれば不安にならないのだとしたら、「サッサと決めてしまえばいい」ということになりますが、そんなにカンタンに問屋が卸しません。
「ここ」とハッキリ決められないから、不安が続いているのが現実です。
行き先が分からずにいる人には、あえて「決めなくてもいい」と言っておきます。そのうちに「ここだ」と見えてくるし、そのときまでムリに決める必要はありません。
その代わりやっておくといいのが、目の前の課題に全力で取り組むこと。その課題をクリアしていくうちに、自然に行き先が見えてきます。
「目の前の課題に取り組んでいると、近視眼的になって行き先が分からなくなる」
そういう懸念を持つのは、分からなくもありません。目の前の課題に取り組んでいるうちに、ますます行き先が分からなくなるのは十分にあり得ることですが、その半面、「こっちだ!」と進むべき道が見えてくる人がいるのも事実です。
両者の違いがどこにあるのかと言うと、課題の先が想像できるかどうかにあります。
目の前の課題に取り組んでいるのに、行き先が見えない人は、確かに一生懸命やっています。もっとも、考えているのは、まさにその課題だけ。
これをクリアしたあとのことは一切考えずに全力投球をしているから、終わったら脱力状態。気づいたときには、行き先が見えず、途方に暮れることになります。
一方の、目の前の課題に取り組んでいるうちに行き先が見えてくる人も、もちろん、一生懸命やっています。最初に考えているのがその課題だけなのも、同じ。
違いは、真剣に取り組んでいるうちに、「この課題をクリアしたら、次はどういうことが起こるだろうか?」と思考を巡らすこと。課題を克服したあとのことを考えて、「そうだ、終わったら、これをやるべきだ」と、次が見えてきます。
その次を目指しているうちに、「なんとなくこっちのほうがいいかも」と、行き先が決まってきます。それは、目の前の課題に取り組んだから分かったこと。
行き先が分からずに悩んでいる人は、ムリに決める必要はないです。目の前の課題に全力で取り組んでいるうちに、「次は何をする?」とちょっと考えているだけで、自然に見えてきます。そのときに「こっちだ」と決めても、決して遅くはありません。
(朝の独り言⭐️)
今日は、朝から1日手術でしたが、とても順調に終えることができました。インプラントチームスタッフや麻酔科医の先生には感謝です。
北京五輪は、女子団体追い抜きで日本が銀メダルを獲得しました。決勝でカナダに及ばず、2連覇は逃しましたが、2大会連続のメダルを獲得したことは素晴らしいと思います。明日の地元の新聞一面は、高木姉妹のこの記事かと… 最後まで日本の活躍を期待しています。