オリンッピクのようなトップレベルのアスリートが集まる大会に顕著ですが、どんなに「優勝候補」「メダル確実」と言われる選手でも、必ず結果を出せるわけではありません。アクシデントやハプニングが起こる可能性ははらみますし、「番狂わせ」はつきものです。
世界トップの実力者でも平凡な結果を出すこともあれば、その逆に初出場でまだキャリアが浅い選手がスゴイ記録を出すこともありそうです。やってみなければ分からない……。それは、オリンッピクのみならず、どんなことにも言えます。
もっとも、実力がある人が結果を出せなかったとしても、持っている力を100%出そうとしなかったわけではありません(出そうとして出せなかったことは、あり得ます)。勝っても負けても、100%の力を出すのが、トップアスリート。「もういいや」「どうせうまくいかない」なんて投げやりになる人は、トップアスリートにおいては1人もいません。
トップアスリートは、常に全力を尽くします。「負けるかもしれない」とハッキリ分かる瞬間があったとしてもココロが折れることなく、最後まで100%の力を発揮します。
結果が分かっているのに、手を抜かない……。ある意味では、清々しい負け方をします。
それは、最後まで勝負をあきらめないということが1つ。もう1つは、全力を出さないと、次につながらないから。
負けるのが分かっているのだから、全力を出さない……。そう考えて実践している人は大切なことを知らずにいます。いつも全力を出していないと、肝心なときに持っている力を100%発揮できないことを……。
勝っても負けても、100%の力を出す。そうしないと、常に100%の力を出すことはできません。トップアスリートはそのことが分かっているから、「今回はダメだな」と思っても、手を抜くことはありません。そんなことをしたら、次から100%の力を出すことができなくなるかもしれないから……。
トップアスリートが、勝ち負けに関係なく、常に全力を出しているのですから、そうでない人が手抜きをするのは言語道断。トップアスリートの爪の垢を煎じて飲むべきです。
100%の力を出すのは、目の前の勝負に勝つためではありません。いつでもどこでもどんなときでも自分自身が100%の力を発揮できるようにするため。
全力を尽くさない限り結果を出せないのは、トップアスリートもそうでない人も同じです。全力を出しても結果が出ないとしたら、清々しく負けるという道を選ぶだけです。
(朝の独り言⭐️)
タレントであるMattのインタビュー記事によると、たぶん父は僕を野球選手にしたかった頃もあったと思うし、そのレールも敷かれていたんです。だけど僕には、音楽やアートという夢がありました。僕がこうやって表に出る仕事を積極的にさせてもらっているのは、「夢を追うなんて恥ずかしい」とか「親に賛成してもらえなくて」という若い方たちに、「あなたの人生はあなたのもの」ということをお伝えしたいから。「あなたは自由に羽ばたけるんだよ」ということを、このビジュアルを通して感じてもらえたらとてもうれしいです。とのことでした。
周りでなく自分の価値観を明確に 夢を追う人は、意外に少ないように思います。このような生き方は、本当に素晴らしいと感じた記事でした。