「今日1日、すべてをやりきった。何も思い残すことはない」……
こんなふうに1日の終わりを締めくくることができたら、充実感と達成感で満たされます。全力を尽くした自分自身をホメたくなるかもしれません。
「今日1日、なんにもできなかった。残念だなぁ」……
こんなふうに1日の終わりが消化不良のままだとしたら、出てくるのはため息ばかり。不満や後悔が、自分自身を襲ってきます。
1日の終わりをどちらの状態で迎えるべきかと言えば、前者です。不満や後悔もなく1日を終えて、達成感、充実感いっぱいで翌日を迎えるのは、難しくはありません。
朝起きたときからエンジン全開。スタートダッシュをしたら、そのままトップスピードに入っていって、やるべきことを1つ1つ処理していきますが、なかには、「面白くない」と思えることも、苦手なこと、できれば避けて通りたいこともあります。
それでも一生懸命取り組むし、ましてスピードを緩めることなど、あり得ません。スピードを遅くしたら、再び元に戻るの相当なエネルギーと時間を必要とすることが分かっているから……。
こうして1日をハイスピードで駆け抜けていくと、やるべきことをすべて終えていることに気づきます。それはひとえに自分自身の行動力の賜物ですが、同時に見えない何かに背中を押してもらったような不思議な感覚を覚えます。
このときその日1日やるべきことをやって、何も思い残すことがないことを感謝したくなってきます。
その対象は、自分自身にかかわる人はもちろん、ライフラインを動かしていたり、ソーシャルワークに携わっていたりする人など、見たことも会ったことも、またなんの関係もない社会を構成するすべての人です。
全力を出してやるべきことをやりきって達成感、充実感でいっぱいだから、感謝の気持ちが自然に出てきます。その感謝が、「明日もまた頑張ろう。明日もすべてやりきろう」というエネルギーとやる気に変わっていきます。
すべてやりきるから、感謝の気持ちが自然に出てきます。これは、自然の摂理です。
やるべきことをたくさん残してしまうと、不満や後悔に覆われたまま翌日を迎えることになり、感謝の気持ちも湧き上がってきません。
その状態では翌日もやり残しをたくさん抱えてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
(朝の独り言)今日は、新しいインプラント補綴の完成でした。既に何人もこれを行っていますが 今回は特別の新たな試みでの完成で、実際口腔内に入ったのを確認しましたらイメージどおりで、患者さんもとても満足していました。
時代と共に、医療も色々なことが出来るようになってきています。歯科医療の世界も、私が歯科医師になったころと比べ、本当にデジタル化になり大きく変わってきました。
更なる進化を共有し 仕事していくのは、期待に胸を膨らませる楽しみです。