2020.12.20.

「変わらない人」はいない、、、

「いつ見ても、変わらないですよね」……
こういうことを言ったり、言われたりすることはよくあります(見た目については、ここでは除外します)。
言ったほうからすれば、「自分が見て相手が変わっていない」ということ。言われたほうからすれば、「相手から見て変わっていない」ということ。
言われているほうからすれば、「変わっていない」は心外です。変わらない人などいないし、もしいるとすれば、それはなんの進化もしていないということ。
たとえば、発想が豊かな人と10年ぶりに会ったとします。10年前より斬新でユニークなアイデアをポンポン出しているのを目の当たりにしたら、ついつい「変わらないですね」と言いたくなりますが、この発言は相手に失礼です。
言われたほうは「そうですか……」と苦笑せざるを得ません。なかには、「そんなことありませんよ」と怒り出す人もいそうです。
この発想が豊かな人が、10年間、何も変わらなかったはずがありません。むしろその発想はさらに進化し、かつ深化しています。
そうでなければ、発想の豊かさなど維持するのは不可能。本人は発想をより豊かにするために、あらゆる努力を惜しまずにやってきています。
表面的には、発想の豊かさは同じですが、中身が変わっています。より自由自在、より多様化していますが、10年ぶりに会った人にはその違いが分からずにいます。
中身が違っているのに「変わらないですね」と言っているのですから、あまりにも鈍感すぎます。滑稽とさえ言えます。
10年という長期スパンで見なくても、人は変わります。以前と同じように見えても、その中身は進化かつ深化しています。
変わらないようでいて、グレードはワンランクもツーランクも上がっています。10ランクも20ランクも上がっている人もいます。
違いも分からずに「変わらないですね」と言ってしまう人は、逆に危険です。
違いを見抜けない人は、ワンランクもツーランクもダウンしている可能性が大です。それは、ドンドン劣化していることにほかなりません。
世の中に、変わらない人など皆無。変わるとしたら、成長するか退化するかのどちらか。
どちらのほうがいいのかは、言うまでもありません。もしあなたがつい「変わらないですね」と言ってしまうような人なら、それは自分自身への警告ととらえるべきです。